教職概論(12月13日)の記録

昨日(12月13日)の教職概論では、前回の講義内容の「授業で勝負(アメリカ)」VS 「子どもの心をつかむ」(日本)及び「チームとしての学校」VS「担任が責任を持つ」の対立意見に関して、リアクションをもとに再度考えてもらった。学生たちの意見は、教師は「子どもの心をつかむ」及び「チームとしての学校」への賛成者が多かった。

それに対しては、異分野の人とのチームはいろいろ難しいこともあること(前者),及び校長の権限が大きくなり教師の裁量権が減るという問題のあること₍後者)を指摘した。前者に関しては、向山洋一の「教育技術の法則化」運動に関する資料を配り、教師は熱意や思いやりだけでは、医療技術の未熟な医者と同じで、クライエントから見向きもされず、教師にも高度な教育技術と知識が必要なことを話した。その資料と学生のリアクションを記録に残す。(この日は、千葉県の2017年度の教職教養の試験問題もやってもらい自己採点を報告してもらった)

img_20161214_0001

学生のグループ発表(その2)

今日(14日)の2年ゼミの学生の発表のテーマは、「子どもの性」。

若い学生にとって、性の問題は厄介だ。それを相対化しながら、子どもや青年の性の問題を調べ、発表するのは意外と難しい。興味本位に流されず、調査データを淡々と見て、どのような教育問題があるかという発表内容であった。

子どもたちが性の情報を得るのは、友達とメディアが多く、それは必ずしも正確でなく、家庭や学校で正しいこと(やってはいけないこと等)を教えなくてはいけないが、教師自身がセクハラと言われないように扱うのは大変難しい。大学生がインターネットをどのように使っているのかもわかり、興味深い発表であった。

img_4763img_4765img_4766