海浜幕張のホテルで5泊6日過ごす

今の時代、同じ商品でも店によって値段が違う。したがって、良くて安い品物を買うためには、買い手が努力して、探し回らなくてはならない。自分の足で探すという方法もあるが、WEBで探す方法が今有効である。旅行に関しても同じである。ホテルの宿泊費は、同じホテルの同じ部屋でも、宿泊日はもちろん、予約の方法や日時によっても値段が違う。ホテルは、一般に、平日(休日前日は除く)で、ネットで申し込むのが安いであろう。さらに今は、新型コロナで落ち込んだ宿泊業界を国や都道府県が援助する為に、いろいろな割引制度がある。それを利用すると、とても安く泊まれる。私の住む千葉県の割引をネットで調べると下記のようにあった(一部抜粋)。

千葉県民割「千葉とく旅キャンペーン」GoToトラベル代替の全国旅行支援で宿泊割引、地域クーポン進呈。千葉県は地域観光事業支援を活用し、千葉県の旅行を割引する「千葉とく旅キャンペーン」を実施します。「千葉とく旅キャンペーン」9/30までー内容:1人1泊につき最大5,000円割引+地域クーポン2,000円分付与、対象:千葉県、栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県、神奈川県、山梨県在住者。(9月1日以降は1人あたり4,000円以上の旅行を対象に50%割引)、加えてキャンペーンを利用して月曜日〜金曜日の平日に宿泊をする方に、1人1泊2,000円の地域限定クーポン券を付与します。6月1日以降は、土日祝日の宿泊についても、地域クーポン券を付与します。対象期間は、2022年3月24日〜9月30日(GW除く)まで。)

上記を、利用して千葉県の美浜区にある海浜幕張のホテルに、気分転換の為に、泊ってきた。1つのホテルに3泊、別のホテルで2泊(合わせて5泊6日)。どちらのホテルも「海浜幕張駅」の近くにある高級ホテルで、通常で泊まるとかなり高額。最初のホテルのフロントで値段を聞いたら、通常シングルで1泊一人16000円とのこと。それをネットで申し込みむと、1泊5000円の県の補助の割引があり、3泊4日で支払った額が1人1万1千円。それに1日2000円の地域限定のクーポン(千葉県での食事や買い物に使える)が3日分(6000円分)ついている。比較的高級なホテルに3泊4日して、実質4000円の出費というのは最初なかなか信じられなかった。次に宿泊したホテル(5773)の部屋はツインで約40平米弱はあり、外の景色もよく、高級感が溢れていて、朝食のバイキング付で(とても美味しかった)。そこでも実質、2泊朝食付で1人4000円で、さらにお得感があった。

同じ千葉市でも、私の住んでいる稲毛区と違い、美浜区の海浜幕張の駅の周囲は、国道14号から海に向かっての一大埋め立て地で、計画された未来都市の様相を呈している。行き来する人も若い人が多く、あまり老人をみない。京葉線・海浜幕張駅前の「三井のアウトレット」はたくさんの高級ブランドの店が並んでいて、おしゃれな人が買い物を楽しんでいる。私のようなものは、勇気を出さないと入っていけない雰囲気であった(なんとか、ナイキのT-シャツとリュックを買ったが)。幕張メッセと千葉ロッテの本拠地マリンスタジアムは、海浜幕張駅から歩いて15分の海に隣接してあり、イベントや野球のある日は、行き来する人で溢れている(連日千葉ロッテの試合をやっていたので見に行けばよかったと今は後悔している)。人工的な街なので緑は少ないのかと思ったが、そうではなくもう街ができてから40年近くが経過しており、当時植えられ木々が大きくなっている。とりわけ、海浜幕張の東側の一帯は、ヨーロッパの街並みを思わせる「幕張ベイタウン」(千葉にしては少し場違いな?高級マンション群)の一角がある(幾つかのタワーマンション5715もあるが、ほとんどが中庭のある6階程度の各住宅メーカーが競って作ったマンション群5703。その横が、芝生と木々の広大な公園になっている。ニューヨークのセントラルパークをイメージして作られられたのであろう)。そこを海側に行くと、日本庭園の「見浜園」(5687)があり、その先に広いサッカー練習場と人工の幕張の海(5683)に出る。そこには、海に観ながら浸かれる温泉もある(そこにも入った)、遠くに、スカイツリーや東京の街並み建物が見える。

毎朝、ホテルを出て、1時間ほど周囲を散歩した。そこで感じたことは、私の住んでいる稲毛区と違い、スッキリした街並みだなということ。また、通勤、通学で通う人は少し見るが、全体に人が少ない(幕張総合高校に行く生徒をみかけた)。散歩している人もほとんどいない(私の住んでいるところは、多くの老人と犬が朝散歩している)。朝ということもあるが、広大な芝生の公園で遊んでいる親子ずれもいないし、犬の散歩の人も少ない。昔、上智の加藤幸次先生の案内で訪れたオープンスクールの小学校(打瀬小学校)の建物の傍を通ったが、休日の為、門は閉まり壁が汚れていて枯れた葉や蔦が壁に付いたままになっていて、少しうらぶれている感じがした。中のオープンの教育が相変わらず先導的なものであればいいと思った。千葉市も先導的な学校建築や教育には、維持費をふんだんに使えばいいのにと思った。ここを散歩したのは休日の朝だが、昼間のこの地区の人々の暮らしや学校生活はどのようなものか見てみたいと思った(近くの学校や大学は、渋谷幕張高校、昭和秀英高校、幕張総合高校、神田外語大学、東都医療大学、放送大学本部・千葉学習センターなどがある)。

昔私は家族と2駅隣の稲毛海岸を埋め立てて造られた公団の団地で10年暮らしたので、ここの人工的な街と海の塩分を含んだ空気は馴染みのもので、居心地がいいなと感じた。ところが、5泊して、老人の多い昔ながらの何の風情もない(?)稲毛区の自宅に帰って来て、少しほっとしている自分を発見して驚いた。海浜幕張の人工的なおしゃれな街で、気を張って生活して、疲れてしまったのであろうか。

日本教育社会学会第73回大会に参加する

9月10日(土)11日(日)と日本教育社会学会が日本女子大学が開催校でズーム方式で開催され、それに参加した。ズームでの大会は昨年に続き2度目である。今回の学会大会に関する感想は、昨年と半分くらい同じで、半分くらい違う。昨年は「ズームを使い(私は初体験)、大変楽しく、またいろいろ学べて有意義な2日間であった。理解が通常の学会と同等あるいはそれ以上に深まった」と書いた(2021年9月6日、ブログ)

今年に関しては、参加した同年代の友人より、<日本教育社会学会の世代交代を明らかに感じさせた学会でした。学風が変わった。学会アカデミアの集合表象を感じさせてくれないものが(あった)。いまの40代前後で学会をリ一ドしている(しつつある)若手研究者は単著、新書も出版していて「知名度が高く」それだけに自信に満ちている。饒舌で「自己完結」的な雰囲気があ(る)>という感想が寄せられた。私はそれに半分賛同し、半分違う感想を抱いた。それに関しては、別の機会に書きたい。

教育社会学関連で、過去にこのブログに書いたものをまとめたので、断片的であるが、それを下記に転載しておきたい。

中央教育研究所『小学校教員の教育観とこれからの学校教育』の発刊

公益財団法人・中央教育研究所の研究報告No98 『小学校教員の教育観とこれからの学校教育―デジタル化の流れの中でー』(2022.8.30)が発刊された。本報告は、私達の研究グループの3年越しの調査研究の成果である。

新型コロナ禍、GIGAスクール構想、児童一人一台の情報端末(タブレット)も配布、教師の多忙やバーンアウト、新卒者の教員志望者は減少といった社会的背景の中で、現職の小学校教員は、どのような教育意識や意見をもち、どのような授業や指導を子どもたちにしているかを、小学校教員の全国調査からその実態に迫ったものである。報告書は、16章と9コラム、資料(調査票、クロス集計表、自由記述の抜粋)からなる(総ページ231)。

中央教育研究所(TEL,03-5390-7488)で購入することもできるし、WEBで 全頁読むこと(ダウンロード)もできる(https://chu-ken.jp/index.html)。

研究方法と結果の概要と全体集計の一部を、下記に掲載する。

風の便り47号、45号(修正版)

毎月送られてくる辻氏の浜町からの「風の便り」47号を、掲載する。この号はさまざまな昆虫(蝉、カマキリ、カメムシ、ダンゴムシ、テントウムシ、蜘蛛)の ぬけがら特集で、カラーの写真が綺麗。以前の45号の修正版も一緒に送られたきた。「内容に気になる部分があって夜も寝られなくなり、ついに変更を決行しました」と添えられていた手紙に記されていた。それだけ、いつも練られた内容になっている。

有本章先生より『学問生産性の本質-日米比較-』(東信堂、2022.5)をお送りいただく

有本章先生より、2か月ほど前に、最近のご著書『学問生産性の本質―日米比較―』(東信堂、2022.5)をお送りいただいた。読んでお礼状をと思いながら、740ページの大著で、中身が高等教育に関する学問的な濃い内容の為、なかなか読み終わらず、礼状を書けず、最近に至ってしまった。きちんとした礼状(感想)は後日にしたいという、お詫び状だけをメールでお送りした(本来であれば、お手紙で礼状を書くのが礼儀であろうが、筆不精の私はなかなかそのようなことができない)。

有本章先生は、1941年広島市生まれで、広島大学、同大学院博士課程を修了(教育学博士)後、大阪教育大学他、多くの大学の教授を歴任し、現在兵庫大学高等教育研究センター長・教授を勤めていらっしゃる。日本教育社会学会会長、日本高等教育学会会長も歴任し、海外の学会の活躍も数々あり、単独の著作、編著書も多数ある著名な大学教授である。私は日本教育社会学会でご一緒させていただき、兵庫大学で開催のシンポジウムにも呼んでいただいたことがある。その有本先生が、今回740ページもの大著を新たな書下ろしをされ出版され、その内容が高等教育全般に及んでいることにとても驚いた。80歳を過ぎ、その研究意欲、執筆能力に微塵の衰えもないということが、信じられない。

内容は、「学問生産性」あるいはアカデミック・プロフェッションという観点から、大学教育のあり方を、歴史的な観点や国際比較をふんだん含め理論的に考察し、しかも現実のアメリカや日本の大学、大学教授、学生の実態のデータや事例を詳細に紹介、検討していて、博学の先生ならではの考察が随所にある。高等教育の社会学的研究の模範、金字塔になる著作ということは間違いない。本書を読みながら、大学や大学教育のことがいろいろ整理できると思った。それを書き留める作業をこれからしようと思う。いつきちんとしたお礼状を書くことができるか、わからないが。