作田啓一(氏)のこと(その2)

このブログを思わぬ人が見てくださり、お便り下さることがある。
今回は、2016年3月18日のブログ(「作田啓一」(氏)のこと)を読んでくださり、作田啓一*に関して、「想い出」の文章を、送ってくださった方がいる。(*私は作田啓一(氏)を学問の師と仰ぐ気持ちを持っているが、著作を読んだことがあるだけで、教えを受けたわけでもないので、先生という敬称を付けることができない)

その方は、高名な社会学者の井上俊先生(大阪大学名誉教授)である。
井上俊先生は、京大時代の作田啓一に学び、作田啓一とも多くの本を書かれてい る方である。単独の著作も多くあるが、作田啓一の影響のあった若い頃書れた『死にがいの喪失』(筑摩書房)が一番印象に残っている。
井上俊先生の講演を、私は日本教育社会学会や日本社会学会の大会で聞かせていただいたことがあるが、面識はない。その高名な先生が、私のブログを読んで、わざわざお手紙を下さり、作田啓一に関する想い出の文章を送ってくださったのであるから、感激でである。
その内容は、作田啓一の映画好きや、私の知らなかった著作( 『現実界の探偵』白水社、2012年等)のこと、また学生への指導の様子も書かれていて、感激した。

まったく面識のない人が、共通の「知り合い」を媒介に、コミニケーションできるというのは、不思議でる。深く御礼申し上げるとともに、井上俊先生の文章を掲載させていただく。

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