今週の教育課程論

今週(11月18日)の教育課程論は、「ジェンダーとカリキュラム」というテーマを取りあげた。
配布資料は1枚。このテーマに沿って講義し、以下のリアクション用紙を配り、考えてもらった。
私の準備不足と見込み違いがあり、中途半端な内容になってしまった。来週、挽回しよう

教育課程論(2015年11月18日)テーマ 「ジェンダーとカリキュラム」
1 幼い頃、小さい頃、どのようなおもちゃで遊びましたか。また、そのどのような遊びをよくしましたか。
2 最初に、自分の性別を意識した(性自認)のは、何歳の時ですか? それはどのようなきっかけですか。
3 幼稚園、保育園、学校で、子どもたちが性による違いを意識するような扱いを、先生はしていましたか。また、性により扱いが違いましたか。
4 学校の教科で、性による違いがあるものは、ありましたか。
    1 あった(具体的に            ) 2 なかつた
5 学校のカリキュラム内容(教科書の内容)で、性による違いがあるものは、ありましたか。
6 シンデレラ、白雪姫の物語には、どのようなジェンダーコードがありますか。
 他に、そのようなジェンダーコードの物語はありますか
7 性別役割分業(男は外、女は内 等)について、どう思いますか
  1 賛成   2 どちらともいえない   3 反対
8 教育において、ジェンダー(社会的な性別)をどのように扱えばいいでしょうか(自分の意見と、話し合いの結果の記述)

今週の教職概論

今週(11月17日)の教職概論は、「教師の多忙、多忙感、バーンアウト」を取り上げた。
配布資料は3枚(「教員の労働時間の国際比較に関する新聞記事」「先生ってなぜ大変なの」「教師のバーンアウト」について)。
配布資料の内容を説明し、以下のリアクションの内容を考えてもらった。

教職概論(2015年11月17日)「教師の多忙 多忙感、バーンアウト」リアクション
1 1日は、何時間あってほしいか。
    (    )時間  
2 教師は、他の職業と比べて、忙しい仕事と思うか。
  1 とても忙しい 2 やや忙しい  3 普通  
4 あまり忙しくない  5 全然忙しくない
3 日本の教師は、他の国の教師に比べ、忙しい方と思うか、どうか
1 とても忙しい 2 やや忙しい  3 普通  
4 あまり忙しくない  5 全然忙しくない
(ここからは、配布プリントを読んだ、後に)
4 日本の教師の勤務時間は、他国に比べて,長いか、短いか? その理由は。
5 教師の多忙感の原因は何か。どうしたら、減少させることができるか
6 教師のバーンアウトとは何か。 その原因は、また、その対策は。
7 「感情労働」とは何か。それが、教師のバーンアウトと関係があるのか。
8 教師は、なぜ「大変」なのか。その大変さを軽減する方法は。

Shinya talk の更新

久々(2カ月ぶり)に shinya talk が更新さされているので、お知らせしておく。

http://www.fujiwarashinya.com/talk/

漠然と疑問に思っていたことが、ズバッと指摘され、そのさすがだなと思う。
(題は、[人命軽視指数1対3800に思いを馳せる。])

河口湖合宿研究報告1 企業内教育と学校教育について

先の河口湖で開催された研究合宿では、興味深い発表が数多くなされた。
公益財団法人・中央教育研究所所長の水沼文平氏の報告を、以下掲載させていただく。
これは、ある教育関係会社の幹部研修において、水沼氏が話された内容とのこと。含蓄のある言葉やフレーズがちりばめられている。

給料や収入以外の「目には見えない三つの報酬」についてお話します。それは「職業人としての能力を持てるという報酬」、「優れた仕事を残せるという報酬」、「人間として成長するという報酬」の3つです。
給料や収入は言うまでもなく、使い果たせば失われてしまう報酬です。そして、「役職」や「地位」も、その職を辞すれば失われてしまう報酬です。
それでは「職業人としての能力を持てるという報酬」はどうでしょうか。一人の人間が、永年かけて身に付け、磨いてきた能力は、それほど容易に失われることはありません。しかし、ときとして、技術の革新や仕事の変化のなかで、苦労して身に付けた能力が価値を失ってしまうときがあります。
「優れた仕事を残せるという報酬」はどうでしょうか。もし、その仕事が、建築物や製品などであれば、それは永く失われることがありません。また、その仕事が、形に残らないサービスなどであったとしても、そのサービスに触れた人々の心に永く残ることがあります。しかし、やはり、いつか建築物は壊され、製品も壊れていきます。そして、素晴らしいサービスの記憶も、いつか人々の心から忘れ去られていきます。このことを考えると、「収入」や「地位」という報酬はもとより、「能力」や「仕事」という報酬もまた、「いつか失われる報酬」なのです。
しかし、「人間として成長するという報酬」は「決して失われぬ報酬」です。仕事を通じて、心の世界を広げ、深めていく。仕事を通じて、人間を磨き、高めていく。そうして得られた「成長」という報酬は、我々が生涯を終える日まで、決して失われることのない報酬です。さらに、この「人間成長」という山の頂に向かって登る姿は多くの後輩に見つめられ、決して失われない報酬として、受け継がれていくものなのです。

教育に関わって仕事をしている我々ですから「人間成長」に結び付く学校教育での「真の学力」についても考えてみたいと思います。
日本は長い間「知識・技能」で児童・生徒の能力を図ってきました。それがグローバル社会に通用する人材の育成のために「思考・判断・表現」の能力が必要となり世界標準の学力テスト「PISA」に参加するようになりました。文科省が行っている問題Bでは「意欲・関心・態度」が問われています。
しかし「勤勉性、協調性、社会適応力、信頼性、忍耐力、創造性」などの非認知能力は現在の学力調査では計測が困難です。このような能力は人が社会に出て成功する上で最も必要なものであり、学校教育の中での能力の育成が重要となってきます。
次に、グローバル社会・情報化社会において世界に通用する「日本型学力観」について考えてみたいと思います。その学力観の根底に日本人が大事にしてきた「自然への畏敬の念」や「生命の尊重」を置きたいと思います。そこには世界に求めれれている自然保護、平和、共存などの理念があります。偏差値教育からの脱却、非認知能力を含めた子どもの育成、そして、異文化を理解し優れた国際貢献力を持った人材を育成することが大事だと考えます。

それでは幹部として部下にどう接していくか具体的にお話します。一方的な通達では部下は育ちません。相互コミュニケーションが取れてこそ部下は管理職の意図するところを理解していきます。また、部下一人ひとりに対する適切な質問を通じてのカウンセリング能力も学習効果を高める力があります。
さらに、部下を動かすには、「率先垂範」「納得」「体験」「褒賞」の四つが必須となります。そのためには、皆さん方の考え方を変え、習慣を変え、品性を変え、生き方さえも変えなければ、部下は心からついて来ないということを肝に銘じてください。(水沼文平)
参考文献:「仕事の報酬とは何か」著者 田坂広志