千葉の海を見ながら温泉を楽しむ

茨城県が最下位を抜け出し話題になった2020年度47都道府県「魅力度ランキング」によると、千葉県は昨年の18位から3位下がって21位になっている。同じように首都東京に近く、海に面している神奈川県が5位を維持しているのに比べ、千葉県の「魅力度」はかなり低い。

東京への通勤時間が同じ神奈川県と千葉県の土地の値段はかなり違う(当然神奈川が高い)。逗子―千葉間を走る湘南・総武線快速の客層や、グリーン車の乗車率が神奈川県と千葉県ではかなり違うと言われている。上智大学に勤めていた時、学生が出身県(高校等)を話す時、神奈川県出身の学生は誇らしげにで、千葉県出身者は少しうつむいていたように感じた。

私の場合は千葉県に生まれこの歳まで一度も千葉から離れたことはない。ただ東京や神奈川に住みたいと思ったことは一度もない。それは千葉に愛着があるというよりは、自分の低いテンションに千葉が合っていたように思う(気負わずに、自然体でいられる)。ただ、千葉にももう少し、センスのいい街並みや家や店があればいいのにと思う。

同じ千葉市でも、海側と内陸ではかなり雰囲気が違う。(私の住んでいる)内陸側はいかにも古い住宅地という感じのところが多いが、海側は東京湾の埋め立てで出来たところが多く、幕張メッセ、高級ホテル(ホテルマンハッタン他)、アウトレット、幕張ベイタウン(高層マンションと中庭のあるヨーロッパ風の中層マンション群)、(1日過ごせる巨大な)イオンタウン、コストコ、マリンスタジアム、稲毛海浜公園、検見川浜、幕張の浜、ポートタワー、駅前マンション群、団地等がある。

最近、幕張メッセに近い海の傍に、「幕張温泉・湯楽の里」というスポーツリラクゼーションスパが開店した。高濃度炭酸泉や岩盤浴他6つの風呂があり、リラクゼーション施設や食事処も充実している。何より露天風呂に入りながら目の前に東京湾、遠くに東京の街並みや富士山や夕日を見ることができる。平日は大人980円で何時間でもいられるので、読書も進みそう。一昨日午後試しに行ってみたが、平日で男湯には広いお風呂に20名くらいの客しかいなくて、海を見ながらの露天風呂は快適であった(昼間の海はまぶしかったので、夕方に夕焼けと富士山を見に行くのがいいかもしれない)。

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このように、埋め立て地の幕張や検見川浜、稲毛海岸、千葉港など、いろいろな施設が充実してこれば、千葉県の魅力度ランキングも少し上がるのではないか。