研究会と懇親会 そしてシンポ

先日(9月10 日)は、あるプロジェクトの研究会と懇親会が開かれた。研究会は午後2時から始まり6時過ぎまで、各自の発表と討論が白熱して行われた。
膨大な調査データ(大学生調査)を、皆で分担して分析し、それを報告書の形でまとめ、公開シンポジウムを開くというプロジェクトである。
社会学、心理学、教育社会学の専門家7人と企画スタッフの人3名の集まりで、私の旧知の仲の人もいるが、はじめとの人もいて、楽しさと緊張感のある会であった。
私を除き、膨大なデータをSPSSで分析したものを持ち寄っての報告であったので、皆いささか分析の「疲れ」を持ち込んでの会であったが(徹夜した人もいたのではないか)、他の人からどのようなコメントが返ってくるだろうという緊張感が漂っていた。
私を除き、それぞれの分野の第1人者の集まりなので、後に残る報告書といいシンポジウムが開かれるのは間違いない。
懇親会は、緊張した後のリラックスしたもので、いささか話しこみ過ぎ、家に辿りついたのは深夜0時半を回っていた。
翌日午前中にNHKテレビの取材があると言っていた人もいたが、大丈夫だったであろうか。

公開シンポジウムは、下記のように開かれる。(予定)
日時 2012年11月5日(月)15時~ 
場所 日比谷図書館ホール
テーマ バブル崩壊後の学生の変容―現代学生像と支援を探る調査分析―
 (詳細が、決まり次第、お知らせ致します)

秘かな企み

(ここに何度も書いているが)、うちの庭に群生するライトブルーの朝顔は、きれいで、見ていてさわやかな気分になる。
何年か前、近所の学校の垣根に咲き、種になったものをいくつかもらってきて、翌年に蒔いたものである
もう少し周囲にあれば、このまちもさわやかになるのに、と勝手に思っている。夏に道端や空き地に種を蒔いたり苗を植えたことがあるが、夏の日々の水撒きまでできないので、育たなかった。
そこで今年は、近所の知り合いの家に、強引に、その朝顔の苗の植わった植木鉢を、「きれいな青の花が次々咲きますよ」と言って、置いてきた(もちろん了解をとって)。
その成果が今、出ている。
それを見回り、今日はライトブルーの朝顔が幾つ咲いたかを、確かめに行くのが、朝の日課になっている。ソフィーも一緒の為、いろいろ友だちの犬にも会える。
この朝顔を、このまちに広めるのが、私の秘かな企てである。
(種のほしい方には、差し上げます)

 教育が困難

教育が困難な学校で、先生たちは、日夜苦労している。その実態を知ると、これは、何とかできないのかと思う。
教師になり手がなくなってしまう。
教員免許を大学院レベルにしたり、学校カウンセラーを配置することで、解決できる問題ではないように思う。
 次の文章は、都立の進路多様校(高校)に勤める新任(2年目)の教師の報告である。

<1年の1学期で進級の見込みが立たない生徒がおおよそ320人中50名ほど出てしまいました。喫煙や万引きなども4月の段階で出ておりこれからどうなってしまうのか心配です。授業を聞けない、じっとしていられない、ノートを取れない、の3拍子そろった子(がいます)
生徒の進路は、3割が大学、3割が専門、2~3割が就職、残りは進路未定という感じです。ですが大学はほとんどが指定校推薦やAOのため、半分近くは卒業できないらしく学習意欲や進路の希望などを高校生活でいかに引き出すかが課題ではないかと感じています。
勉強を苦手とする子がほとんどなので、むやみに授業のレベルを上げるわけにもいかず、なにか方法はないか悩んだりもしています。
生徒が興味を持ってもらえるよういろいろと試行錯誤しながらの毎日です。授業にアニメをとりいれてみたり、マンガを使用したり、発問を多くして生徒を授業に引き込めるようにしたり、授業を楽しいと感じてくれなければすぐ聞いてくれなくなるので、日々苦闘しています。ちなみに授業中の生徒の様子ですが、おしゃべり、ケータイ、立ち歩き、化粧、寝るなど結構ひどいです。>

教育現場の参観

敬愛大学こども学科の1年生のゼミのカリキュラムに、「半日学校参観」がある。これは、ゼミ単位で小学校を半日訪問し、いろいろ教育現場のことを学んでくるというものである。これが、いつも9月に行われる。学生には、きちんとした服装をして、礼儀正しい行動をするように言い聞かせて行くが、引率のゼミ教員は、学生が期待通り行動してくれるのか、気が気でない。
今年のT先生とK先生の引率記を、一部、ご了解を得て転載させていただく。(私も昨年経験したが、今年は1年のゼミを担当していないので、今年は参観なし)

<本日、午前中、G小学校にゼミ生7名と行ってまいりました。女性校長がふんわりとした人当たりの良い方で、学校の雰囲気も落ち着いていて、なごやかなよい学校でした。予定通り、学校の概要、業間参観、授業参観、校長講話と滞りなくすみました。参加学生たちも白シャツ、黒ズボン、同スカート、お化粧は地味目でなかなか立派な学生ぶりでした。説明を受けている間も私語もなく、終始真面目に緊張していました。校長講和のあと、質問も3名からでて、まあまあだったと言えるでしょうか。>(T先生)

<ゼミ生9名全員参加しました。Y駅から徒歩20分弱でした。今年の学生は身だしなみも良く歩き方もデレデレせず、9時開始の12、3分前に学校に到着。教頭先生の案内で校長室へ入室。全員、氷の入った冷たいお茶を頂きながら、教頭先生の学校概要の説明を受けました。校長先生から白紙が配布され、参観終わるまでに、なぜ小学校教員になりたいと思ったか、授業参観して子ども達の良いところをできるだけ沢山見つけて箇条書きで書いて下さいという宿題が出されました。
そのあと1年生から6年生の授業を自由に参観、業間休みに入りました。男子学生が5年生とリレーの練習をしていました。(運動会が9月29日とのこと)5年生ともなるとかなり速いです。終わってから学生に手を抜いたのか聞いたところ、全速力だったと言っていました。
 業間休みのあとは、校長先生の講話がありました。他の校長先生が言わないことを話すのでメモを取らないようにと、釘さしてからの講話でした。学生にとってためになる楽しいお話しでした。9名中5名が質問していました。ゼミの時は無口で孤立気味の男子学生も質問していました。最後に学生代表としてT君に謝辞を述べてもらいました。準備してきたメモ帳を見ながらの謝辞でしたがアドリブも入れてなかなか良かったです。>(K先生)

 敬愛の学生も「なかなか」だと思う。半日だけだが、学生は教育現場で、多くのことを学んでいる。

懇親会での話題

いつも不思議に思うのは、インフォーマルな会話や懇親会では、話題はどのようにして決まるのかということである。 フォーマルな会や会議では、議題というものがあり、そのことを話しあうという合意があらかじめなされているので、そこから外れることはめったにない。
それに対して、インフォーマルな会話や懇親会の話題は、誰かが用意しているわけではなく、その場で何となく決まるように思われる。そこにどのような力学が働き、話題が決定されるのか、いつか探ってみたい。偶然以外の何物でもないかも知れない。

先日参加した懇親会では、「道徳と宗教の関係及び宗教」のことが終始話題になった。
私にとって、道徳も宗教も苦手な話題なので、終始聞き手に回り、ひたすら料理を味わい、ワインを飲み、話を聞かせてもらった。
「『日蓮』という優れた小説がある。これは、法然を否定する日蓮と念仏信仰の源空丸との人間愛がテーマ。佐渡まで訪ねてきた源空丸の最期の時、日蓮は「南無阿弥陀仏」と唱える。宗派を超えたところに日蓮の生の人間としての本質を見ることができる」
こんな高度なことが、飲みながらでも、偶然 話題になる。