美味しいリンゴ

美味しいリンゴはどこに行けば手に入るのだろうか。家の近くのスーパーでも美味しいリンゴに出くわすことはたまにあるが、当たり外れが大きい。
昨日(20日)、妙高高原から帰り、美味しいリンゴを求めて、下の道を長野方面に車を走らせた(家人の運転)。リンゴ街道といわれるところの1軒のリンゴ販売所に立ち寄り、取れたての美味しいリンゴに出会えた。
近くの山のリンゴ畑から今朝もいできたばかりのリンゴというのを試食して、蜜がたっぷりのリンゴで、その美味しさにびっくり。値段も安く、1箱購入したら、少し傷んだリンゴをたくさんおまけにもらい、幸せな気分。旅の疲れも吹っ飛んだ。途中、リンゴが大きなかごの中にぎっしり詰まり、積み重ねられているのを見た。

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11月の雪景色

11月18日と19日に新潟の妙高高原に宿泊したが、11月だというのに18日の夜半から雪が降りだし、朝起きたら一面銀世界になっていた。雄大な高原の雪景色に魅了された。
19日にタクシーに乗り訪れた戸隠神社*も、雪化粧で、荘厳さを増していた。

*「戸隠神社は霊山・戸隠山の麓に、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。その起こりは遠い神世の昔、「天の岩戸」が飛来し、現在の姿になったといわれる戸隠山を中心に発達し、祭神は、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々をお祀りしています
(http://www.togakushi-jinja.jp/index.html)

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授業の記録(敬愛大学、11月17日)

今日(11月17日)の敬愛大学での授業の記録を残しておく。

最初に、前回の社会的格差と教育というテーマでの講義のリアクションの一部をコピーして配布して、それを読んでもらい、社会的格差の再生産を阻止するために教育の果たすべき役割を再確認してもらった。
今回のテーマの説明を次のようにした。教育においては教育する相手(児童・生徒)の特質を理解しないと空回りに終わってしまう。子どもや青年(若者)の特質に関する記述を読み、過去から現在までの子ども・青年の変化を理解することはきわめて重要である。今日の講義テーマは、子どもや青年の特質について考えること。

まず私の過去に書いた子どもや青年の特質に関するものを読んでもらい、少し説明し(リアクション2、3)、次に1990年代の若者に関して、藤原新也の「浜崎あゆみ論」を読んでもらい(4)、浜崎あゆみの歌をyou tubeで聴いてもらい、そして2000年代に関しては藤原新也の「AKB48,指原莉乃論」を読んでもらい(5)、さらに、朝日新聞などがよく書いていた現代の若者は「さとり世代」だという論を読んでもらい、それへの意見を聞いた(6)。

リアクション(11月17日)  青年(若者)の社会学
1 前回のリアクションを読んでの感想
2 少し前(25年前)の子どもの特質な何か(武内清「遊びと若者」参照)
3 過去の青年の特質は何か(武内清「現代青年論の特質」参照)
4 1990年代の若者の特徴を、浜崎あゆみの歌詞から考える(藤原新也『名前のない花』参照)
5 2000年代の若者の特徴を、AKB48 指原莉乃から考える(藤原新也「5分後の世界」参照)
6 2000年代の若者の特徴を「さとり世代」と命名するのは適切か(「さとり世代」参照)。 別の命名を付けるとすると、それは何?

配布した資料は、下記。

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当日のリアクション(例)
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ありふれた子どもの写真

藤原新也の会員制のサイトにPhoto Awardという会員が写真を投稿する欄があり、なかなか味のある写真とコメントが掲載されている。
そこでは、動物(主に猫)や風景の写真が多く、人が写っているものは少ない。写っていても老人が多く、子どもの写真はほとんどない。世に子どもの写真があふれ過ぎていることの反発であろう。その中で私が投稿したのは、ありふれた子どもの写真である。少し周囲から浮いている。(転載する)。
 
子どもの真剣なまなざし(K.T.)
現在、子どもたちはテレビやインターネットで動画を見みて育っている。またオモチャは精巧になっている。車もさまざまな種類や車種があり、ボタン一つ押すピカピカとライトが点滅し走りだしたりもする。電車や列車も走りながらアナウンスが流れる。動物のぬいぐるみも動いたりおしゃべりしたりする。また昆虫のよく出来たオモチャが100円ショップで買えたりする。
今の子どもたちはこのような人工的な映像やオモチャに囲まれ、自然の風景や実際の生き物にのの接する機会が少なくなっている。
そのように育っている子どもが、実際の自然や生き物をみた時の驚きは大きい。
はじめて見る実際のクワガタは、ボタンを押さずとも動く。生きた昆虫をみる子どもには、真剣なまなざしが宿っている。
 使用機材:canon ixy 150  撮影年月日:2017年9月9日

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ヤマアラシのジレンマ

「ヤマアラシのジレンマ」(相手を傷つけない、ちょうど良い距離感を保つ)ではないが、人との関係は、ある距離があった方が、長く良好でいられるように思う。
「教師と生徒の関係も距離があるからこそ良好が保て、教育が可能となる」と社会学者のウォーラーは述べている。「殺人が一番多いのは、夫婦間である」と上野千鶴子が強調していたが、夫婦では距離が近くなり過ぎて、殺人までいってしまうのであろう。

人と親しくなるとつい自分の好みも押し付けて、「こんな面白い本があるから読んでみたら」とか「こんな素晴らしい音楽があるから聴いてみたら」とか「こんないいものがあるから使ってみたら」とか、薦めてしまうことがある。特に教師はそうである。
人それぞれ好みがあるのだし、生活の仕方のパターン(作法や慣習)もあるので、たとえ少し親しい人にでも、自分の好みや生活のパターンを押し付けると関係が危なくなることを、自覚すべきであろう。