人は、どこで相手の表情(感情)を読んでいるのか

人はどこを見て相手の表情(感情)を読んでいるのであろうか。私達日本人は、人と話す時も、相手と目を合わせたり、相手の顔をしっかり見たりしない。あらぬ方を見て、時々目や顔を見る程度のような気がする。そしてその場の空気を読んでいるように思う。それは、「対話」ではなく、「共話」なのかもしれない(添付2参照)。それに対して、相手の表情を読み、しっかり相手とコミュニケーションしたい時は、相手のどこを見るのであろうか。

日本人は相手の「目元」を見て感情を読み取り、米国人は「口元」で感情を読み取る傾向があるという(添付1参照)。 それで、マスクで口元を覆っても、日本人は相手の感情を読むのに困らないが(目元を隠すサングラスは困る)、米国人にとっては口元をマスクで覆われては、相手の感情が読めず困惑するという。

ドラマを観ていて面白いと思うのは、普通に対話とは違い、登場人物の表情を遠慮なく見ることができることである。私は韓国ドラマを観るとき、登場人物の目の動きをしげしげと見てしまう。韓国人の目の動きが活発で、表情豊かで、喜怒哀楽がはっきり目に現れているように思う。「梨泰院クラス」のヒロイン・イソの大きな目の表情の演技はこのドラマの魅力の1つになっている。これは、目元を見る習慣のある日本人の私からの見方で、米国人が見たら違って、口元で感情を読んでいるのであろうか。