新海誠「すずめの戸締り」を観る

「テレビでの放送を録画したものがたくさんあるので、暇な時それを見るので退屈しない」ということを知り合いの高齢者から聞くことがよくある。私のように家のビデオ機器が数年前に壊れ、それ以来買い替えをしていなくて、テレビの録画ができないものからすると羨ましいなと思う反面、録画の面倒くささはないのか、録画で見るとは時代遅れではないのかと感じることがある。

以前に「地上波のテレビではなくネットの時代」という題で、次のように書いたことがある。<映画やドラマの見方が今変わってきている。これまでは映画は映画館、レンタルのビデオ、テレビでの放送などで見るしかなかった。またテレビドラマは放送日に見るか、録画してみるしかなかった。今は映画やドラマはネット配信のものをテレビやPCで好きな時に見ることができるようになっている。従来型の見方をしている人も少なくないが、後者のネット配信を体験してしまうと、その便利さ快適さに惹かれ、後者に切り替える人が多くなっていると思う。>(2021年12月15日)

最近映画館で映画やアニメを見ることがほとんどなくなったが、アマゾンプライムでもネットフリクスでもやっていなくて、映画館に行って観なければと思う映画がたまにある。最近では、「君たちはどう生きるか」(宮崎駿監督)、「すずめの戸締り」(新海誠監督)の2作。ぐずぐずしているうちに、近くの映画館での上映がなくなり、見ることができなくなっていた。後者の「すずめの戸締り」は、今日(4月5日)午後9時からの日本テレビの「金曜ロードショウ」で放映されるというので、是非見なければと思う(新海誠のアニメを見るのは3作目。2作目の「天気の子」の感想は2019年8月22日のブログに書いている)。家にはビデオ機器がなく録画もできないし、DVDを借りても再生できないので、今回のテレビの放映時間に見なければならない。テレビの「金曜ロードショウ」でみるとは少し時代遅れになっているが仕方がない。観るのを忘れないようにしよう。

追記ー「すずめの戸締り」のテレビ放映を見終わっての一番の感想は、映画館で見たら映像がさぞきれいだったんだろなということ。内容はSF的なところがあり(村上春樹の小説「かえるくん、東京を救う」に影響を受けたという)、監督の新海誠の世界観についていくのはなかなか難しいと感じた。私には映像に関する理解力の不足や感受性なさが多分にあるので、これからいろいろな人の感想や解説など読み、再度見る必要があると感じた。

追記2-今は「すずめの戸締り」はネットフリクスでも見ることができる。2度目視聴中(4月9日)