大学で涼む

この猛暑で、暑さに苦しんでいる人も多いと思う。でも、自宅にしろ職場にしろ、エアコンの効いた中で過ごす時間の多い人は、猛暑もそれほど苦にならないのかもしれない。

私の場合、家でPCがあり一番過ごす時間が長い部屋にクーラーがない為、さすがに室温が30度以上になると扇風機だけでは耐えられず、クーラーのある部屋に避難する。そこで本を読んだりテレビを見たりするのだが、その日々にも飽きて、今日(7月27日)は、敬愛大学に行ってみた(自転車で20分)。

炎天下でも風が吹いているので、自転車で20分くらいはそれほど苦にならない。大学は全館、冷房が効いていて快適である。今学期は授業を担当していないので、顔見知りの学生が皆無で気楽である。大学の図書室には、新聞や雑誌や新刊書もあり、読むものに事欠かない。講師室では、お昼を食べながら、テレビで千葉県の高校野球の決勝戦を観る。共同の研究室では、4月に新しく支給された専用のPCで、この文章を書いた。

大学の図書館(室)や研究室は、大学教員にとってとても有難い場所だと思う。冷暖房が完備していて快適だし、本はそろっているし、PCやWifiの環境も整っているし、読書や仕事をするにはもってこいの場所である。

ただ私の場合、専任の教員の時は、その有難さはあまりわからず、自宅から遠かった(千葉→江古田、四ツ谷)ということもあり、休みの日にわざわざ大学に行くことがなかった。大学に来ている日には、次々と授業、会議、訪問客や学生が来て、図書室や研究室で本を読んだり、仕事をするということはできなかった。今の敬愛大学で専任の先生方を見ても自宅が遠方の人が多く、研究室の使い方はかっての私と同じ人が多い気がする。大学や研究室がもう少し活用されてもいいように思うのだが(涼むことも含めて)。