教職採用試験合格体験報告会

昨日(21日)、敬愛大学では、教員採用試験の合格体験報告会が、13名の合格者の報告で開かれていた。
報告した4年生は下級生の為に、周到な準備をして、いい話をしていた。下級生も、先輩の話に、普段の授業では見せないような熱心さで、聞きいっていた。
私は聞いていて、合格者達が、教員採用試験の為にした努力の量にも感心したが、皆が励まし合い協力しあい合格まで到達した集団の力もにも心打たれた。小さな大学ならではのことであろう。
また、模擬授業での学生達の演技力には感心させられる。 教師と児童・生徒に分かれ、ある学年の授業を想定して、学生達は模擬授業を演ずる。皆照れることなく上手に演じ切っている.「我々世代はこのようにはできない」と先生達の弁。 
 面接は一人30分もあるので、演ずるというよりは、自分のありのままを出して方がいいという説明もあった。
 下級生にこの成果が伝わり、来年の敬愛大学の学生の教員採用数が増えることを願わずにはいられない。

千葉でも初雪

千葉でも初雪があったようだ。
今朝起きてみたら、庭に、うっすらと雪が積もっていた。
雪は非日常的で、何となくうれしい。寒さは、それほどではない。

くつろぎの一日(その2)

今日(11日)は、センター試験で、受験生も大変だが、大学教員も緊張を強いられた一日だったことであろう。幸い私はセンター試験の監督を一度も経験したことがなく(上智はセンター試験を取り入れていない数少ない大学の一つであったし、敬愛では入試に関係していない)、暇な一日であった。

そこで、近くのスポーツクラブに行き、朝からテニススクールとスパでのんびりした。ただテニススクールの方はその日の受講者が4名で、次々コーチが出す球を交代で打たねばならず、90分体力が持つかというくらいハードであった。スパの方は、いろいろな(疑似)温泉とサウナがありくつろぐことができた。

テニススクールには夜に行ことが多く(だいたい夜9時40分~11時10分)、昼間のスポーツクラブというのははじめだが、不思議な気がした。
朝10時のオープンとともに入り、せっせとマシン上でランニングしたり、エアロビックしたり、テニスをしたりと、スパに入ったりと、皆仕事をしているような生真面目さやっている。
昼間は、来ている人が比較的年齢層が高く(夜行くと、若い人も多い)、高年齢世代にとって、体を動かすことが、楽しみというよりは、暇な時間をつぶしたり、健康を維持するための仕事になっているのであろう。
スポーツクラブは高年齢層を囲う施設になっていることを感じた。スポーツクラブないと、「不満老人」が、どのような政治不満を今の政権に向けるかもしれない。スポーツクラブは、老人の持て余したエネルギーを「無害」な形で放出させる装置(「無為の制度化」)になっている。

鳥たちにとって受難の季節

木の実も落ち、食べ物のない今の季節は、鳥たちにとっては受難の時であろう。
うちでも庭にある壊れかけた餌箱に、ご飯粒やパン屑を置くようにしている。そこに雀たちがやってくる。ミカンを置くとメジロがくる。また、鳥たちを狙って猫も来る。
ただ、鳥たちも警戒して、猫や人の気配を感じるとサーと飛び立ち、近くの木々にとまり、なかなか餌箱に戻ってこない。こちらは、ゆっくり鳥たちを観察したいのだが。

学生のライブ

 昨日(15日)は、ゼミの学生が、ライブ出ているというので、JR千葉駅近くのライブハウスへ見に行った。それは、大学対抗の「軽音ライブ」とのことで、その日は、敬愛大学と城西国際大学のバンドの対抗戦ライブであった・
 アマチュアのバンドのライブを聞きに行ったのは初めてだったので、あまり期待はしていなかったが、敬愛のゼミ生のバンドは、かなり上手で、感心した。全員敬愛のこども学科の4年生がメンバーで、知っている顔ばかりであったが、学生達は、授業の時の表情とはまるで違い、生き生きしていた。知り合いの学生もたくさん聴きに来ていた。私の授業への受講届は出ているが、授業ではあまり見かけない学生も何人かいた。
狭いライブハウスに、敬愛生70名、城西国際生50名とぎっしりいて、かなりの盛り上がりであった。
学生のバンドも案外上手だということがわかったが、一つだけ、演奏者が勘違いしていることがあると思ったことがある。敬愛のバンドも、これが最後の曲という時に、せっかくそれまでいい演奏をしていたのに、ボーカルは叫びだし、楽器がボリウムを最大限にし、盛り上がりを高めようとした。それは勘違いであろう。演奏の盛り上がりは聴衆が感じるもので、演奏者が盛り上がってしまっては聴衆は白けるだけある。 
「 演劇で酔った演技をする場合、役者が本当に酔っていてはいい演技ができない」(そのようなことを江藤淳がどこかで言っていた)。音楽もそれと同じで、演奏者はあくまでも冷静に、音楽性の高い演奏をしなくてはいけない。

私を除き、全員が20代以下という感じで(60歳台など、一人もいなかった。いや30歳以上は一人もいなかった)少し肩身が狭かったが、今の学生の一面をじっくり観察することができた。
 次のグループの演奏があまりに大音響で、前の方の聴衆が胴上げまではじめ、それには耐えられず、ドリンク券を知り合いの学生に渡し、40分ほどで退散した。