「アメリカの教育事情」(上智大学教育論集30号)の転載

齢をとると昔のことをいろいろ思い出す。もう30年も前、アメリカのマディソン(ウィスコンシン州)で家族とともに過ごした1年間(1994年8月~95年8月)は鮮明に覚えている。それだけ新鮮なこと衝撃的なことが多く、時間の密度が濃かったのあろう。その記録は「アメリカの教育事情」という題で、上智大学教育論集30号(1996)に残した。過去に一度転載したことがあるが、再度転載する。

桜の開花(その5)

テニスは天候さえよければ、どこでやっても変わらないと思われるかもしれないが、テニスコートのある場所の風景や雰囲気にも、気分が左右される。

花島公園のテニスコートは、周りが広い公園で、季節季節の花も楽しめて、池には鯉や亀がいて、カワセミもいる。海の近くの稲毛海浜公園のテニスコートは海風が強い時もあるが、潮風が心地よく、空気中の塩分濃度が私にはちょうどよく、気分がいいと感じる。

普段参加させてもらっている「金曜テニス」は、通常6人のメンバーで、家の近くの宮野木中央公園のテニスコートで,毎週金曜日午前9―11時に楽しんでいる。私が入るダブルスの試合は負けることが多いが、メンバーの人は皆優しく、私の打つべきボールまで打ち返してくれて、何とかゲーム(練習試合)が成り立っている。

今日(4月10日)は花曇りであったが、テニスコートの脇の桜が満開で、気持ちのよいテニスを楽しんだ。

桜の開花(その4)―埼玉県幸手の「権現堂堤」の桜

一度はじめてみて感激した景色を、もう一度見てみたいとそこに再度行った場合の感激度はどのくらいなのであろうか。昨年の3月25日に、日帰りのバス旅行で、群馬方面に行った帰り立ち寄った埼玉県幸手の「権現堂」という公園の桜が見事で感心したことがある(3月26日のブログ参照)。大きな長い土手のようなところに多くの桜が咲いていて、土手の下の黄色い菜の花とも映え、屋台の店も百以上並び、壮観で、埼玉県恐るべし(千葉県にはこのようなところはない)と感じた。

そこの桜をもう一度見たく、車で出かけた。ネットで調べると東北自動車道に川口JCTで乗り、久喜白岡JCTから圏央道に乗り、幸手ICで降りる書いてあり、それをメモして、「権現道」に向かった。途中渋滞に合い、他の道はないか車のナビを入れたが、そのナビが古くて圏央道が載っていない。また手元の地図帳も古くて同様。アタフタして携帯のナビで何とか現地についた。所用時間は渋滞もあり2時間15分くらい。

それで桜はどうだったかというと、それなりに綺麗であったが、満開を過ぎて少し色あせている桜もあり(菜の花は黄色一色で桜に映えていたが)、昨年の感激と同じとまではいかなかった。千葉から2時間半もかけて、往復の高速代と駐車料金7000円の支払ってまで来る価値(コスパ)はあったかというと、少し疑問にも感じた。ただそれでは、自分の中に認知的不協和が生じて気分が悪いので、「権現道の桜は素晴らしかった。こんなに素晴らしい桜の名所は他にないのではないか、苦労して来てよかった」と思うことにした(それは事実でもある)。

<権現堂桜堤は、埼玉県幸手市内国府間にある、埼玉県内はもとより関東地方でも有数の桜の名所です。この美しい場所は、約1,000本のソメイヨシノが1キロメートルにわたって咲き誇り、花見を楽しむ来園者で賑わっています。毎年3月から4月にかけて、権現堂公園で「幸手桜まつり」が開催されています。春を迎えると、長さ1キロメートルにわたる堤に約1,000本のソメイヨシノが咲き誇り、美しい桜のトンネルを作ります。この桜の名所を訪れる際は、ぜひ花見を楽しんでください。権現堂桜堤は、日本の桜の美しさを存分に味わえる場所です。>

https://www.bing.com/images/search?q=%e6%a8%a9%e7%8f%be%e5%a0%82%e6%a1%9c%e5%a0%a4&qpvt=%e6%a8%a9%e7%8f%be%e5%a0%82%e6%a1%9c%e5%a0%a4&form=IGRE&first=1
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桜の開花(その3)

近場の新しい桜の名所を探しに、今日は海浜幕張の「さくら広場(幕張)」に行った。海浜幕張の埋め立て地に桜の名所なんてと半信半疑の訪問であったが、その見事さに心打たれた。海浜幕張のイオンモールやコストコから徒歩5分の所にある(下記に、写真と、ネットよりその説明を転記)。

さくら広場(幕張)―ソメイヨシノ505本を配した桜一色の公園/<千葉県習志野市の「さくら広場」は、パナソニックグループが幕張新都心の社有地を、環境や地域のために有効活用したいという想いから、2006年4月にオープンした桜一色の公園です。32,000平米の土地にソメイヨシノの成木505本を植樹したため、開園当初から年を重ねるごとに段々と枝を伸ばし、見応えのある公園になっています。JR京葉線の車窓からも、桜の季節だけでなく、四季折々の美しい景色をご覧いただけます。皆様も是非、安らぎの場所としてご利用ください。>

https://holdings.panasonic/jp/corporate/about/experience-exhibition/sakura/makuhari.html
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今日は、桜の前に近くの検見川浜に行き、空腹のカモメにも餌をあげることができた。いい一日であった。

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桜の開花(その2)

桜やその他の草花を見に行くのに、その距離により4つくらいのパターンがあると思う。第1は、何日か宿泊して見に行く草花。第2は、車や電車で1日かけての日帰りで見る草花。第3は、車や電車で片道1~2時間で行ける場所の草花。第4は、家の近所で見る草花。うちの例を挙げると、1は長野や群馬や新潟の紅葉、伊豆の梅林と河津桜。2は南房総の花畑や頼朝桜や水仙、茨城の菖蒲や芍薬やコスモス、3は佐倉のチュウリップやひまわり畑、八千代のバラ園や河津桜、千葉市内のサツキ(昭和の森公園等)や桜(泉自然公園)。4は近所の桜や梅やバラなど。

2年前に作った冊子(「教育、大学、文学、ドラマ、日常」)のⅨ章は「花紀行」と題して、この3~4年の間に行ったところの記録を残した。考えると私と妻の歳とともに、年々1から4へと、花紀行も近場になっている。

今日(4月7日、日曜日)は、各地で桜が満開、天気も朝は雨が残るものの午後から晴れると言われながら、車は道路は混んでいるだろうしと、自転車で近場の桜を見に行くことにした。家から自転車で15分の所にある千葉県の天台運動公園の桜を見て、その隣の「千葉市動物公園」に入り(65歳以上無料、レッサーパンダやライオンを見る)、そこの駐車場を出たところにある水路脇の桜並木(フレスポ・ショッピングセンターの裏手にある無名?の場所)の桜を鑑賞した。その数は200本近くあり、なかなかなの景観。今年はこの桜で満足できそう。

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