大学生の一日

大学の授業で、講義形式は受講者に関係なく一方的にしゃべればいいが、演習(ゼミ)となると、受講者の関心ややる気度を見ながら すすめなければならないので、後者の方が苦労する場合が多い。
特に大学1年生の場合、関心も意欲もバラバラで、どちらかというと意欲の低い方に寄ってしまうことも多いので、気を付けなければいけない。

国際学部の1年のゼミも担当しているが、国際学科とこども学科の両方の学生がいて、関心も意欲もかなり違う。
昨日(21日)の1年ゼミは、少し大学生活について考えてもらおうと、いつものネタ(教材)を使った。
つまり、(およそ)30年前の「武蔵太郎君の一日」と(およそ)20年前の「上智Hanakoさんの一日」を読んで参考にし、今の「敬愛太郎君(花子さん)の一日を書いてもらうという方法である。
学生達は、それなりに一生懸命に書いてくれた。昔に比べ大学生の一日はどのように変わったのであろうか?

あまり起伏のある生活は送っていなくて楽しみも薄れているように思う。あまり自由がなく、高校生やサラリーマンと変わらない生活を送っている。時代を反映しているのであろうか。

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大衆温泉に行く

今日は、成田方面に車で行ったので、帰りに高速を途中下車して、「酒々井温泉 湯楽の里」(http://www.yurakirari.com/yuranosato/tenpo/shisui.html」に立ち寄る。
大衆温泉もここまで進化したのかと感心する。
「平成27年6月に地下2000mより湧出しました。この泉質は「含よう素‐ナトリウム‐塩化物強塩泉」です。 保温効果が高く湯冷めしにくいことから【熱の湯】ともいわれております。 また特徴的なのが、よう化物イオン(よう素)が多く含まれており、この「含よう素‐ナトリウム‐塩化物強塩泉」は血圧を下げる作用が強いといわれる泉質です。」とある。
タオルも浴衣もついて、マンガや雑誌がみ放題のリラクゼ―ションルームがあり、館内はきれいで、外の景色もよく、入館料が1100円。食べたかき揚げうどんも美味しかった。
隣の「酒々井アウトレット」は、私の世代には無縁なところと思い、寄らずじまい。

表情、人相

人の心の状態は、表情や人相に出てしまうのかもしれない。
昔、いらだっている時に撮った写真をシンポのパンフレットに載せた時、そのシンポでご一緒した精神科医の野田正彰氏より、「もっと怖い人かの思いました」と言われてしまった。
藤原新也は、舛添知事の人相は悪いが、それを批判する人たちの人相もますます悪くなり、いじめモードに入っている。人相の悪さは伝染すると言っている。気を付けないといけない。
幼い子どもの表情・人相は、朝起きた時が無邪気で一番いいかもしれない。外に散歩に行くと、いろいろな人に声をかけられ、段々表情が険しくなってくる(人見知りの時期は特にそうである。まわりが子どもの場合は、話しかけられる心配がないので、安心していられるが)。幼い時が一番気持ちがストレ―トに表情に表れるのかもしれない。IMG_2834IMG_2807IMG_2809IMG_2833

 

 

ふるさとの4番(三たび)

大学での授業は、自分の今研究していること、あるいは研究途中のことを話すのが基本であるという気持ちが自分の中にある。それは自分だけでなく、多くの大学教師の思いであろう。
しかし、実際は、そのようにいかなくて、同じことを繰り返すことも多い。それは、その科目特有の必須内容があったり、基礎的部分の知識の提供が必要だったりするからである。

先週の「教育原論」の授業では、教育基本法の紹介と説明をした。これは毎年同じような内容になってしまう。また、その後の工夫も、以前に使ったネタになってしまった。

安倍内閣の時に「改正」された教育基本法は、公共性や愛国心を強調している。新旧の教育基本法の条文をコピーし、その主なところを音読し、その違いを説明した(旧は人類規模で構想して普遍的、新は我が国はという言葉が多用され個別主義的)。その後、学生たちに、愛国心について、身近なところで考えてもらうために、「自分の心の安らぐ場所がどこにあるのか。家族か、友人か、学校か、地域か、国家か、地球かを考えてほしいと話し、以前にも使った「ふるさと」の曲の4番を作るということをやってもらった。

これは、後輩の西島央氏の新聞記事に触発されてのものである(2012年7月4日、2014年11月のブログ参照)。

今住んでいる地域を題材にしたものが多かったり、いろいろなテーマの内容だだったり、学生諸君はそれなりに楽しんでくれたようであるが、教える側は、「同じことの繰り返し」「2番煎じ」という気持ちがどこかあり、少し反省した次第。

「ふるさと」の4番を作る (敬愛大学 「教育原論」2016年6月15日)

空を見れば 青空 地面を見れば 発芽が 新たな命で 星が満ちて 汚れなく ふるさと
母の味が食べたく なってきたよ 帰ろう 母の味噌汁に ほかほかごはん 家に帰ろう今すぐ
春は花がいっぱい 夏は虫がいっぱい 秋は落ち葉がいっぱい 冬は雪がいっぱい
むかし 緑豊かで 虫も花もたくさん けれども 今は建物たって 変わっていく ふるさと
都会は空気が汚い 田舎は空気がきれいだ 、緑が多くて住みやすい 帰りたいな ふるさと
春は 桜がヒラヒラ 夏は 太陽ギラギラ 秋は落葉 パラパラ 冬は雪が しんしん
朝起きて おはよう 昼は散歩 こんにちは 夜に帰宅 ただいま もう眠い おやすみ
みんな 仲よく 遊ぼう いじめ だめよ だめだめ 差別なくし 友達 グローバル化
ふるさと
今も昔も変わらぬ あの人の 笑顔は いつも思い出し 微笑むよ 懐かしき ふるさと
晴れの日は暑くて 雨の日はびしょびしょ 雪の日は寒くて 曇り気分 どんより
桜咲くと 春が来る 蝉が鳴くと 夏くる 茜色は 秋の知らせ 雪が降ると 冬来る
波キラキラ 青い海 緑のきれいな 大地 白い朝と 黒い夜 心の休まる場 ふるさと
電車の音 うるさい 気持ちがわるい 人ごみ 憧れていた都会は なんか違う ふるさと
成長しても いつも頼る 身も心も 安らぐ どんな時も 私の味方 助け合う ふるさと
子どもの 遊び お外で みんな わいわい 元気に 日が暮れて そろそろ 帰ろう 私の ふるさと
悩み苦し 学生 助け求む 子どもら 手を差し出す 大人に 今だ見えぬ ふるさと
北の国は 核持ち 西の国は侵入 南の国は難民多し 辛い 東 ふるさと
こんどやろう 宿題  明日やろう 宿題  やばい提出 間に合わない 次は やろう 宿題
父が迎えに来て 母の手料理 おいしく 家族のあたたかさに気づいた時 心満たす ふるさと
帰り道の 自転車 口の中に虫入る 家ではゲジゲジたくさん出る 離れたいな ド田舎
空が消える 都会  人が消える 田舎 地が削れ 木々が倒れる 変わりゆく ふるさと
離れて感じる 温もり 懐かしい香り 自然の 田園風景 心落ちつき とても恋しい ふるさと
道路歩く 野良猫 夕の道を 飛ぶトンボ 夜に鳴く スズムシ 今は見えず ふるさと
いつも寝ている 私も いつか起きて飯を食う 学校へ通って 勉強して いつか なるぞ 先生
1限 眠い 休もう 2限 遅刻 休もう 3限 昼寝 休もう 4現 面倒 休もう
世界に浮く 孤島 西の果ての 地の上で 待っている みんなが さあ帰ろう ふるさと
ふとした時 思い出す あの頃見た景色を 友と帰る 夕焼け空 あたたかい日々 ふるさと
日本豊か 自然が 子どもも 大人 仲良し 夢と希望 あわせもち 感謝しよう ふるさと
私の家は千葉県 おいしいご飯が待っている あたたかい家のふとん 毎日帰る 私の家は、柏市
俺の使う 成田線 1時間に 1本 終電着くの 0時 ジャスト 今日も 平和な ふるさと
めっちゃ低い 鋸山 めっちゃ鳥いる 調整池 栄えているところは 特にないけど モノレールある 千城台
田舎だけれど 認めぬ スタバできて 喜ぶ 唯一の自慢は 桐谷美玲 取り柄のない ふるさと
磯の香 漂う 魚料理 美味い キャベツ畑 銚子電鉄 魅力たっぷり ふるさと
移り変わる この街 うつむきがち若者 今も昔もここがふるさと いつまでも ふるさと
夜 真覚まし時計 3つ用意 朝 やっと起きる 朝食がおろそかに 授業 頑張る 夕方まで 土日はバイト 大学生
緑豊か 日本 忘れない あの日々 あの青い 空の下 いつまでも 歌おう
体重い この頃 体だと 信じていた 気が付けば ほら 腹が出ていた ほら 腹が
八日市場 汚い 特に駅が 汚い、今も昔も 変わらない いつ変わる ふるさと
俺のキルメン 騙され ネカマ演じ つらいよ 清き心 もて遊んで 解散かな ふるさと
甲子園 めざして 飯合宿 夏合宿 辞めたいと思ったこともあるけれど 忘れがたき ふるさと
将来の夢は教員 どこの教員になりたいの やっぱり倍率の低いところ いやめざすは ふるさと
扉あけて ただいま 顔を見てお帰り 何もないような 当たり前が ふるさと
日本豊か 自然が 子どもと大人仲良し 夢と希望 あー幸せ 感謝しよう ふるさと
久しぶりの故郷 好きな人 別れて 塞ぐ時もあるけれど 仲間だけが 生きがい
部屋にこもり ネトゲ― SNS ニコ生 W・i・F・I ワィファイ マジで大事 ふるさと
ごはん食べる すぐ寝る 朝起きたらまた寝る 歯磨きしたら すぐ寝る 布団に入る すぐ寝る
日本豊か 自然が 川がきれい いい国 食べもの おいしい 最高だ まじで最高 ふるさと
セクシーボイス 大ちゃん 闇をもつよ 航平 悩み多い 優佑 鵜飼 実は ナス顔
うさぎ捕まえ かの山 小鮒逃し かの川 夢は今は 尽き果て 諦めた ふるさと
技術ばかり 進歩し 人の心置き去り 争い今も 絶えなく いき場のない ふるさと
電車の中で 譜読みして 夜遅くに 三―ティング ただひたすら 練習して 青春だった ふるさと
朝はねむ―い 寒いよ 昼もねむ―い 腹へったー 夜は カエルの鳴き声 窓を開けて眠るよ
千葉に来て ワクワク 一人暮らし さびしい 私の実家 茨木 夏に帰ろう ふるさと
夢と希望 ○○ この世の中 学歴 全て金の 世の中 この世の中 汚し
嫌いな奴とも 仲直り 今思えば いいやつ 二人で 酒かわし 朝があけてく 離れ離れでも 頑張ろうな
春は 美女と お花見 夏は 美女と バベキュー 秋は 美女と 映画見て 冬も 美女と かまくら
ラー ラー ラー ラー ラー ラー ラー ラー  (以下略)

「ふるさ」との4番作る――――――――――う!!!

地球の歌(「青い地球」)はいい曲だと思う。素敵な曲だ。

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第34回 学校社会学研究会のご案内(転載)

初夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、第 34 回学校社会学研究会を、8月27日(土)・28日(日)に、
関西大学セミナーハウス「彦根荘」において開催します。
つきましては、ご発表を希望される方は、7月3日(日)までに、お名前
とテーマを、冨江英俊(htomie@mtf.biglobe.ne.jp)までお知らせ下さい。プログラムが確定後、再度お知らせし、参加予定・宿泊予定をお聞きします。

【第34回 学校社会学研究会 世話役】
山本雄二(関西大学) 冨江英俊(関西学院大学)
【連絡先】
冨江英俊(関西学院大学 教育学部 准教授)
〒662-0827 兵庫県西宮市岡田山7-54
Tel 0798-52-4399 (大学・直通)
E-mail htomie@mtf.biglobe.ne.jp


日時: 2016 年 8月27日(土)・28日(日)
27日
13:30 ~ 18:00 研究発表
18:30 ~ 20:30 懇親会
28日
9:00 ~ 12:00 研究発表
12:00 ~ 12:15 総会 解散
会場:関西大学セミナーハウス「彦根荘」
http://www.kansai-u.ac.jp/Jigyo/seminar/hikone/hikone_gai.html
(JR琵琶湖線彦根駅からバス約15分。タクシーで約10分、2000円程度。)
※JR彦根駅までの所要時間
・JR大阪駅より、新快速で約75分
・JR京都駅より、新快速で約45分
・JR東京駅から、新幹線で米原駅まで約2時間20分。(1時間に1本の米原停車の「ひかり」。名古屋まで「のぞみ」で、そこから「こだま」乗り換えでも大体同じ時間となる。)JR米原駅から、在来線で1駅5分。(なお、新幹線米原駅から会場までタクシーでは、約20分、3,500円程度。)

会費(予定): 研究会参加費 500 円
宿泊費(予定):5000円
懇親会参加費(予定): 3000 円
日帰り参加も可能
プログラムが確定次第お知らせし、参加予定、宿泊予定をお聞きします。