大学生の消費行動―友人と共有のイベントへ

全国大学生協が大学生の消費行動に関する調査を実施している。その結果をみると、現代の大学生の消費行動は、浪費は避け、友人と共有するイベントに向かっているという興味深い傾向が出ている。
その調査に参加している浜島幸司氏(同志社大学)のコメントが読売新聞に掲載されている。

<同連合会の調査を担当した同志社大学習支援・教育開発センターの浜嶋幸司・准教授は「購買意欲はあるが、浪費は避けている。クルマやブランド品というモノから、友人と共有するイベントへ、お金の使い道が変わってきた」とみる。  浜嶋准教授によると、「他人に認められたい」という「承認欲求」は時代によって違いはないが、長い不景気から「ぜいたくは悪」と思われるようになり、自己肯定の手段も変化してきたという。「SNSが出現し、より多くの人たちに日常を伝えることが、自分たちの存在価値につながっている」と話す。>(読売新聞 2016年4月7日 より一部転載)

http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO020732/20160407-OYTAT50000.html?from=oyartcl_blist