中国の食文化について

中国の大学で教えている友人のHさんが、私的な研究会のニュースレターに、日本人から見た中国の食文化について、興味深い記事を書いているのでその一部を抜粋して紹介させていただく。 

<みんな食べることがとても好き、食べることを本当に楽しんでいる。食事は、ちょっとしたイベントである。先生たちも、誘い合って、みんなで食堂に出かける。そして、にぎやかに、たくさん食べる。とても、楽しそうである。日本人は仕事の合間に食事をする。中国人は食事の合間に仕事をする。

食堂に向かう学生の「群れ」は壮観である。それは、早くしないと美味しいものがなくなってしまうということである。苦労してでも美味しいものを食べたい。

中国でも、お酒を飲む機会は多い。宴会も多い。しかし、それは「飲み会」ではない。基本的には、「食事会」である。

中国は広い国である。しかも、いろんな民族の人がいる。中国全体でみれば何でも食べているかもしれないが、個々の人たちが何でも食べているわけではない。

中国のレストラン(食堂)は、どこも圧倒的に中華の店である。しかし、地方料理、民族料理がとても多い。それらは、調理法・料理法はもちろん、食材も異なっている。香辛料も違っていれば、味付けも違う。かなり個性的である。これを見るだけでも、やはり広い国を実感する。>

小学生も読書はしない

現代の大学生がよく勉強しても、読書はしない、という大学生調査のデータに関連して、知り合いのKさんが、都内の小学生の様子を知らせてくれた(大体、以下のような内容) 

<東京の進学塾に通う小学生は、可愛らしく、教えがいがある。通塾していれば目に見えて学力は上る。しかし、何かしら感じる違和感。その理由は、子ども達が、本を読む習慣も新聞を読む習慣もないということ。>