新鮮な気持ちを書き留める

《旅人の目のあるうちに見ておかん朝ごと変わる海の青あお》
 『オレがマリオ』(俵万智:2016年3月12日朝日新聞朝刊)

 あまり変わらない日常が続くのに、退屈しないのは何故だろうか、不思議に思うことがある。それは、自分は変わらなくても、自分の周囲にいる人が少し入れ替わっているせいなのかもしれない。
 特に学校や大学は、毎年一定程度の生徒や学生が入れ替わっている。小学校では6分の1、中高では3分の1、大学では4分の1が新入生である。教員の方も多少の入れ替えがある。入れ替わった人は、まったく新しい世界(環境)に身を置くので、日々驚きと新鮮な気持ちの連続で退屈している暇はないと思うが、その他の人も参入者(新入生)の驚きや新鮮な感覚に影響され、新たな気持ちになるのではないか。4月は特にそういう季節である。
 新しい世界(土地、組織、人間関係等)に行った時の新鮮な気持ちは、それがどんな素晴らしいところであっても、日常となると忘れてしまう。それをしっかりと書き留めておきたいものである。

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