放送大学自主ゼミ

放送大学文京学習センターで、月2回、教育に関する自主ゼミを開いて、これで3年目くらいになる。最初からのメンバーが5名いて、それから途中から参加の人が数人いて、昨日の会は4名の人がはじめての参加で、賑やかな会となった。
これからは、原田彰・望月重信編『子ども社会学への招待』(ハーベスト社、2012年7月)をテキスに、1章ずつ取りあげていく予定。昨日は、その第1回目。
昨日取り上げた、第1章の麻生武「子ども社会への道―生後2年目における「他者」との出会い」は、心理学者の麻生武先生が、自分の長男の生後2年目の日記風の観察記録(2016頁)をもとに、幼児が「他者」とどのように出会っていくのかを、詳細に分析したものである。「他者」の定義も独特で興味深かったが、観察記録から、幼児が「他者」を発見していくプロセスを解明していく手法は見事で、教えられることが多かった。
参加したメンバーは子育てを経験した女性が多かったが、自分の育児体験と照らし合わせ、この研究の手法と中味を吟味していた。討論が弾み、懇親会まで議論が続いた。
次回は、9月13日(木)3時半~5時半、2章の「マナーからみた子ども社会」(加野芳正)を取り上げる。いつか、執筆者も招いて、開催したい。

朝顔ウォチング

幼少期に馴染んだ動植物に親しみを感じる傾向が誰にでもあるのではないか。いわゆる「刷り込み」(イン プリンティング)がなされているのであろう。
私の場合、家で、動物は文鳥、カナリア、十姉妹、金魚、フナなどを飼っていたので、今でもそれらを見ると心が和む。
夏は友だちとトンボや蝉や蝶蝶、バッタを追いかけていたので、それらについ目が行ってしまう。植物では、朝顔が一番印象に残っている。
そのようなわけでは、今朝は朝顔ウォチング。バッタや蝶も見つけた。心穏やかな一日になりそう。(写真は、クリックで拡大)

「居留地の壁」いただく

放送大学の院生で神戸から来ていた院生(西田さん)から、お菓子の本場神戸の、素敵な洋菓子「居留地の壁;シュ-ラスク」をいただいた。
食べてみて、あまりの美味しさにびっくり。
早速、インターネットで調べてみたら、目ざましテレビでも紹介され、ランキング1位のお菓子とのこと。美味しいはずだ。ソフィにはあげられない。

<「居留地の壁」。なんて粋な名前なんだろう。けれど、名前にも負けない「一度開けたら止まらない」おいしさ。カップを片手に、サクサクと最後までいってしまう。テレビや雑誌で紹介され、ひそかにブームとなっているのが、洋菓子店「フーケ」のシューラスク「居留地の壁」(http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111027/wlf11102718470020-n1.htm)
(http://item.rakuten.co.jp/yogashiclub/10000115/)

放送大学修士論文指導の会

8月26日と27日は、放送大学の修士論文の指導の会(岡崎、永井、武内担当)が、千葉の放送大学セミナーハウスで、開かれた。
院生は、遠くは、奄美大島、神戸、京都、石巻、仙台からも駆けつけ、修士論文の中間報告とそれを巡る指導、議論が2日間に渡り開かれた。
院生は、職業に就いている人がほとんど(学校の先生が多い)で、その忙しい仕事の合間をぬって、大学院の単位を取り、修士論文を書こうとするのだから、その熱心さに頭が下がる。
また、研究テーマも、現在の仕事に即したものが多く、興味ぶかい。
今回参加した人のテーマを上げると、「県立図書館は高校生の読書運動をどう支援できるか」「共同学習が公共性をどう作りあげていくのか」「コミュニティとESD(持続発展教育)」「小中学学校の学校統廃合の変遷と震災後の地域的再編」「映像情報に関する市民の情報意識と地域関連性の一考察」「図書館利用をスムーズに」「地域社会の変容は児童・生徒の発達にどのような影響を及ぼしているか」「病弱・虚弱児(病気療養児)の現状とナットワークのあり方について」「中学3年生の進路支援」「進路多様校における教育」。

岡崎氏の熱心な指導、永井氏の的確なコメント、武内のフォロ―(のつもり)、お互いの意見交換で、指導の会は進行した。

そして、白熱した議論の後は、放送大学近くに新しくできたイタリアンレストランで、ビールで喉を潤し、ワインで乾杯した。ピザ、スパゲッティ、デザート(かぼちゃプリン)も、美味しかった。