ご無沙汰しております。 4月16日の記事をとても興味深く読ませて頂きました。 東京都でも昨年は1500人、今年度は2000人の新採だそうで、 研究会などでお会いする先生にも知識注入が授業だと思っている教員が多くいるように感じておりました。 そんなことで、以前、書籍の広告用に次のような文章を書きましたら、結構好評でした。 福沢諭吉が当時の教育への批判として明治22年に『文明教育論』に次のように書いています。 「たとえその一部分にても之を教えて完全ならしめんとするときは、かえってその人の天資を損ない活発敢為の気象を退縮せしめて、結局世に一愚人を増すのみ。」 「即ち学校は人にものを教えるところにあらず、ただその天資の発達を妨げずして能く之を発育するための具なり。……」 『学問のす々め』を著した福沢諭吉は、学問の重要性を説く先駆者でありましたが、「学ぶ」ことの重要性を指摘していても、「教える」ことを重要だとは考えていません。だから「教育の文字甚だ穏当ならず。宜しく之を発育と称すべきなり」とも記し、「教え育てる」ことより、子どもの天資を「発し育てる」ことの必要を説いています。 このような感じで、弊社の「学び」を中心とした授業実践の書籍をPRしました。 返信
毎回読ませて頂いております。現役と同じに活躍されているのは羨ましいかぎりです。 先日家内の兄(アジア経済研究所ー拓殖大教授)が急逝し膨大な図書の整理をする必要に迫られていますが簡単にはいかない感じですね。小生体調を崩しこのところ卓球を休んでいますが、涼しくなったらまた始めるつもりです。 最近読んだ山本思外里著「老年学に学ぶ」角川学芸出版は現役後のひとには大変参考になる本だと思いました。暑さの折お体にご注意されますよう。 松井昭男 返信
武内先生、ご無沙汰致しております。先生がお変わりなく日々、行動(考動?)されている 様子がこちらのサイトで垣間見られ、卒業生としても大変嬉しく思っております。 また、むかし御世話になった大学院生の先輩方が、各大学でご活躍されている模様で、 「先輩、すげー」という感じです。先輩たちといろいろ取り込んだ頃が懐かしい限りです。 自分は歳を取ったせいなのか、昔を振り返ることが多くなりました。 本当は前に向かってひたすらに歩むべきなのでしょう。が、どうも振り返ることが増えま した。先生の研究室で紅茶を頂いたあの頃の日常が懐かしいです。社会学や教育 社会学に熱中して勉強していた時のようなエナジーを、もう一度起こしたいこの頃です。 返信
放送大学の専科履修生です。4年前、東京都の小学校教師を32年間務めて早期退職をして、現在、放送大学で、昨年は「日本の近世」、今年は、「仏教と儒教」を履修しています。所属は文京学習センターです。武内先生の道徳教育の考え方に大変共鳴いたしました。また、自主ゼミの内容にも興味を覚えました。現在、某大学でも「古文書解読」の演習に参加して、主に近世から近代にかけての民衆の歴史を勉強しているものですが、先生の自主ゼミに参加してみたいと思いました。よろしければ、次回の自主ゼミの日時、内容等をお知らせいただければと思います。都合がつけば、ぜひ参加させていただければと思います。連絡いただければ幸いです。村田明夫 返信
毎回読んでおります。先日の日曜日卓球された由、小生7-8月の猛暑中は休んでいます。 今日の水曜日(4日)暫くぶりにスポーツセンターへ行ってきました。まだ結構暑いですね。 処で、毎日のお仕事殆ど現役と同じように忙しそうですね。出来る間が華というもので、羨ましいです。小生定年後、毎年科学史学界で発表していましたが(’23回になります)80才になったので今年で終わりにしました。これからどう過ごしたらよいのやらゆっくり考えます。 今後ともよろしくご指導ください。 松井昭男 返信
武内先生 吉田です。教育社会学では大変お世話になりました。先生の授業はとてもわかりやすく毎回のトピックなどもとても興味深くとても楽しい授業でした。 そして、紹介まで頂き本当に光栄です。 この場を借りてぜひ感謝をお伝えしたくブログまで飛ばせていただきました!!! 本当にお世話になりました! ありがとうございました! 返信
昨秋、休職期間を経て異動となりました。現場所は4部署目となり、 部門の本部に配属となりました。 今度の担当は所属部門の「コンプライアンス」業務です。 リーガルセクションではないため、訴訟事案などは担当致しません。 担当する規制や所管法令に基づいて当社所属部門が法令を遵守できる ように体制を構築し運営することが与えられたミッションです。 金融を取り巻く規制はグローバル展開ですので、現部署に着任して 改めて「金融は、グローバル」を痛感しております。 学生時代からグローバル化に備えておけば・・・は、後の祭りですね。 30代からのRe英語に励みます(汗)。 返信
大学を卒業したあとも、日経を購読している者は自然と教育社会学の情報が、 入手できる。武内先生の論考は当方の記憶では、2度目ではないかと思う。 先生の調査・解説は、大学生の生徒化である。実は、当方が現役学生であった 1998-2002年頃も生徒化を自ら望む者がいた。 当方は、「生徒化なんて、息苦しい」と思っていたので、そのような発想 自体が無かった。武内先生と教育社会学のより高度な話がしたくて、仲間と 事前に勉強したり、一人で図書館にこもってブルデューをかじったりしていた。 そうして、武内先生と文化的再生産の話がようやくできたと思う。はじめから 手とり足とり、ブルデュー等を教えてもらったわけではない。 学生時代、もっともコスト高だったのは、学費と文献代だった。 バイトもしていて、なかなか忙しい日常であったが、いつも読書する時間を 作っていた。 教育の社会学の理解を深めるためには、教育分野だけでもだめだと思い、 広範囲にわたって触手を伸ばしていた。選抜試験で選ばれた政策立案コンテスト の出場など、その具体例と思う。 誰に強要されたわけでもない。やってみたいから取り組んだまでだ。 もし、強要されたプログラムだったら、息苦しい学生生活だったと思って ならない。 自由にさせてくれた大学の懐の深さに感謝致します。 返信
私は、最初の勤務地が溜池山王だった。首相官邸の真横のビルの3階にいた。 その永田町がデモの熱気や熱風で熱くなっている様を、私はテレビで見ていた。 テレビを通じて、学生団体の代表者が所属する大学が、南北線で行ける白金高輪 にある明治学院大学らしいことがわかった。 以前、武内先生は、私たちが4年の時(ないし3年の後期)に明治学院大学の非常 勤講師を依頼され、白金高輪にも通われていた、のではなかった。 明治学院大学は、戸塚キャンパスをも有しており、そのキャンパスは、上智大学 からかなり遠くにあったようだ。 私は、デモで学生たちが声をあげているシーンを見て、どうしても武内先生の 通勤を想起してしまった。先生が現在、神田外語大学に出講されていることを うかがって、教え子としては安心しております。 返信
続・明治学院というわけではないが・・・。 先日、検定試験(所属会社の関係で、社会人のいまも頻繁に各種試験を受験 している)を受験した。たまたま、会場が明治学院大学であった。 上智大学で開催された日本教育社会学会第53回大会準備の下見として、学部 時代に子ども社会学会の大会を見学に明治学院大学に出向いた。16-17年前の 出来事であろうか。 今回は、神保町から三田線で白金台駅で下車、八芳園を横目に坂を下って、 5-6分程度で大学に到着。見えてきたのは、明学のメンスト。古い教会など が見えてきた。なかなか趣がある。狭さは、コンパクトと同意か。 明学がオリジンであるヘボンさんをブランド化しているのは、上智の ザビエルに類似している(同じミッション系でも宗派も異なるし、一概に 比較は難しいが)。雰囲気の良さは、都市型大学の特徴でもある。 この大学から、政治の夏を動かした学生を輩出したのは、私には驚き だった。平和や国際問題を考える講義や学部はあるのかもしれないが、 行動に移し、運動をリードしていく人材を輩出したのは不思議だった。 この大学のスループットに注目する価値はあると思う。 返信
ご無沙汰しております。
4月16日の記事をとても興味深く読ませて頂きました。
東京都でも昨年は1500人、今年度は2000人の新採だそうで、
研究会などでお会いする先生にも知識注入が授業だと思っている教員が多くいるように感じておりました。
そんなことで、以前、書籍の広告用に次のような文章を書きましたら、結構好評でした。
福沢諭吉が当時の教育への批判として明治22年に『文明教育論』に次のように書いています。
「たとえその一部分にても之を教えて完全ならしめんとするときは、かえってその人の天資を損ない活発敢為の気象を退縮せしめて、結局世に一愚人を増すのみ。」
「即ち学校は人にものを教えるところにあらず、ただその天資の発達を妨げずして能く之を発育するための具なり。……」
『学問のす々め』を著した福沢諭吉は、学問の重要性を説く先駆者でありましたが、「学ぶ」ことの重要性を指摘していても、「教える」ことを重要だとは考えていません。だから「教育の文字甚だ穏当ならず。宜しく之を発育と称すべきなり」とも記し、「教え育てる」ことより、子どもの天資を「発し育てる」ことの必要を説いています。
このような感じで、弊社の「学び」を中心とした授業実践の書籍をPRしました。
Sophiartのブログ大変面白く読ませて頂いております。居ながらに軽井沢の風物を楽しんでおります。
ありがとうございました。
松井昭男
毎回読ませて頂いております。現役と同じに活躍されているのは羨ましいかぎりです。
先日家内の兄(アジア経済研究所ー拓殖大教授)が急逝し膨大な図書の整理をする必要に迫られていますが簡単にはいかない感じですね。小生体調を崩しこのところ卓球を休んでいますが、涼しくなったらまた始めるつもりです。
最近読んだ山本思外里著「老年学に学ぶ」角川学芸出版は現役後のひとには大変参考になる本だと思いました。暑さの折お体にご注意されますよう。
松井昭男
武内先生、ご無沙汰致しております。先生がお変わりなく日々、行動(考動?)されている
様子がこちらのサイトで垣間見られ、卒業生としても大変嬉しく思っております。
また、むかし御世話になった大学院生の先輩方が、各大学でご活躍されている模様で、
「先輩、すげー」という感じです。先輩たちといろいろ取り込んだ頃が懐かしい限りです。
自分は歳を取ったせいなのか、昔を振り返ることが多くなりました。
本当は前に向かってひたすらに歩むべきなのでしょう。が、どうも振り返ることが増えま
した。先生の研究室で紅茶を頂いたあの頃の日常が懐かしいです。社会学や教育
社会学に熱中して勉強していた時のようなエナジーを、もう一度起こしたいこの頃です。
放送大学の専科履修生です。4年前、東京都の小学校教師を32年間務めて早期退職をして、現在、放送大学で、昨年は「日本の近世」、今年は、「仏教と儒教」を履修しています。所属は文京学習センターです。武内先生の道徳教育の考え方に大変共鳴いたしました。また、自主ゼミの内容にも興味を覚えました。現在、某大学でも「古文書解読」の演習に参加して、主に近世から近代にかけての民衆の歴史を勉強しているものですが、先生の自主ゼミに参加してみたいと思いました。よろしければ、次回の自主ゼミの日時、内容等をお知らせいただければと思います。都合がつけば、ぜひ参加させていただければと思います。連絡いただければ幸いです。村田明夫
毎回読んでおります。先日の日曜日卓球された由、小生7-8月の猛暑中は休んでいます。
今日の水曜日(4日)暫くぶりにスポーツセンターへ行ってきました。まだ結構暑いですね。
処で、毎日のお仕事殆ど現役と同じように忙しそうですね。出来る間が華というもので、羨ましいです。小生定年後、毎年科学史学界で発表していましたが(’23回になります)80才になったので今年で終わりにしました。これからどう過ごしたらよいのやらゆっくり考えます。
今後ともよろしくご指導ください。
松井昭男
武内先生
吉田です。教育社会学では大変お世話になりました。先生の授業はとてもわかりやすく毎回のトピックなどもとても興味深くとても楽しい授業でした。
そして、紹介まで頂き本当に光栄です。
この場を借りてぜひ感謝をお伝えしたくブログまで飛ばせていただきました!!!
本当にお世話になりました!
ありがとうございました!
昨秋、休職期間を経て異動となりました。現場所は4部署目となり、
部門の本部に配属となりました。
今度の担当は所属部門の「コンプライアンス」業務です。
リーガルセクションではないため、訴訟事案などは担当致しません。
担当する規制や所管法令に基づいて当社所属部門が法令を遵守できる
ように体制を構築し運営することが与えられたミッションです。
金融を取り巻く規制はグローバル展開ですので、現部署に着任して
改めて「金融は、グローバル」を痛感しております。
学生時代からグローバル化に備えておけば・・・は、後の祭りですね。
30代からのRe英語に励みます(汗)。
お試し、コメントを書いてみる。
これが、どのように記録されるのかのお試し。
大学を卒業したあとも、日経を購読している者は自然と教育社会学の情報が、
入手できる。武内先生の論考は当方の記憶では、2度目ではないかと思う。
先生の調査・解説は、大学生の生徒化である。実は、当方が現役学生であった
1998-2002年頃も生徒化を自ら望む者がいた。
当方は、「生徒化なんて、息苦しい」と思っていたので、そのような発想
自体が無かった。武内先生と教育社会学のより高度な話がしたくて、仲間と
事前に勉強したり、一人で図書館にこもってブルデューをかじったりしていた。
そうして、武内先生と文化的再生産の話がようやくできたと思う。はじめから
手とり足とり、ブルデュー等を教えてもらったわけではない。
学生時代、もっともコスト高だったのは、学費と文献代だった。
バイトもしていて、なかなか忙しい日常であったが、いつも読書する時間を
作っていた。
教育の社会学の理解を深めるためには、教育分野だけでもだめだと思い、
広範囲にわたって触手を伸ばしていた。選抜試験で選ばれた政策立案コンテスト
の出場など、その具体例と思う。
誰に強要されたわけでもない。やってみたいから取り組んだまでだ。
もし、強要されたプログラムだったら、息苦しい学生生活だったと思って
ならない。
自由にさせてくれた大学の懐の深さに感謝致します。
私は、最初の勤務地が溜池山王だった。首相官邸の真横のビルの3階にいた。
その永田町がデモの熱気や熱風で熱くなっている様を、私はテレビで見ていた。
テレビを通じて、学生団体の代表者が所属する大学が、南北線で行ける白金高輪
にある明治学院大学らしいことがわかった。
以前、武内先生は、私たちが4年の時(ないし3年の後期)に明治学院大学の非常
勤講師を依頼され、白金高輪にも通われていた、のではなかった。
明治学院大学は、戸塚キャンパスをも有しており、そのキャンパスは、上智大学
からかなり遠くにあったようだ。
私は、デモで学生たちが声をあげているシーンを見て、どうしても武内先生の
通勤を想起してしまった。先生が現在、神田外語大学に出講されていることを
うかがって、教え子としては安心しております。
続・明治学院というわけではないが・・・。
先日、検定試験(所属会社の関係で、社会人のいまも頻繁に各種試験を受験
している)を受験した。たまたま、会場が明治学院大学であった。
上智大学で開催された日本教育社会学会第53回大会準備の下見として、学部
時代に子ども社会学会の大会を見学に明治学院大学に出向いた。16-17年前の
出来事であろうか。
今回は、神保町から三田線で白金台駅で下車、八芳園を横目に坂を下って、
5-6分程度で大学に到着。見えてきたのは、明学のメンスト。古い教会など
が見えてきた。なかなか趣がある。狭さは、コンパクトと同意か。
明学がオリジンであるヘボンさんをブランド化しているのは、上智の
ザビエルに類似している(同じミッション系でも宗派も異なるし、一概に
比較は難しいが)。雰囲気の良さは、都市型大学の特徴でもある。
この大学から、政治の夏を動かした学生を輩出したのは、私には驚き
だった。平和や国際問題を考える講義や学部はあるのかもしれないが、
行動に移し、運動をリードしていく人材を輩出したのは不思議だった。
この大学のスループットに注目する価値はあると思う。
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