学校について考える 1

敬愛大学・教育原論・第4回のリアクションを記録に残しておく。
聞き手は新しいといえ、「いつも同じことを話すのは大学教師として失格ではないか」という思いをいだきつつ、「一つ資料を新しくしたのでいいか」と言い訳しつつ、授業を行った。

教育原論リアクション(第4回、2018年5月11日) 学校について考える
1 前回リアクション(4月27日)を読んでの感想
2  学校はどのような理由で作られたのか(学校の起源)?(公教育;西洋&日本の学校の成り立ちをテキスト14~18頁から読み取る)
3 家庭と学校の違いは何か(プリント⓵参照)
4 学校の教科で教えられる内容の特質は何か(プリント② 教科内容 参照)
5 隠れたカリキュラムとは何か(プリント⑤ 隠れたカリキュラム、テキスト 94-95頁参照、)
6 学校の教師と児童・生徒の関係は、どのようなものか。どのような問題があるか(プリント⓺ 教師―生徒関係 参照)
7 他の人からコメントをもらう。
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ゼミの卒業生に会う

敬愛大学のこども学科で3,4年生のゼミを担当した時の学生が卒業して3年経ち、大学に来てくれた。
卒業生9名中、卒業時に現役で教員採用試験に受かったのは1名だけだが、今は6名が合格し正規の小学校教員になっていて、残り3名も講師として学級担任をしながら、正規採用をめざしている。
外見は皆学生の頃とは変わらないものの、話を聞いてみると、皆しっかり、学校で授業や校務分掌をこなし、子どもや親の信頼を得ているようであり、安心した。
日頃どのような授業準備をし、どのような授業をし、どのように児童と接しているのか、大学時代の授業や経験がどのように役立っているのか、もっと話を聞き、また実際に視察に行きたいと思った。

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近所よりバラの花をもらう

斜め隣のうちの庭のバラがきれい。
たまねぎのあげたお礼にバラの花をいただく。
このように、近所でお裾分けする習慣があるということは、千葉も「田舎」ともいえるし、まだコミュニティが残っているともいえる。

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たまねぎ狩り

「いちご狩り」や「芋ほり」「タケノコ掘り」というのは聞いたことがあるが、「たまねぎ狩り」というのがあることを知らなかった。
千葉の外房九十九里白子町(うちより車で50分)には、「白子たまねぎ狩り」というイベントがあり、昨日(5月4日)3歳と5歳の子ども(孫)が体験してき来て、スポッと抜けて大変面白かったとのこと。
30キロほど購入してきて、近所8軒に配り、大変喜ばれたもよう。
このようなイベントは、地域おこしになるし、失われつつ近所づきあいを回復する意味もある。(以下、その写真と、イベントのサイト)

http://www.town.shirako.lg.jp/0000002292.html

<2018年白子たまねぎ狩りを開催します
全国でも珍しい、たまねぎ狩りが体験できます。白子町特産のたまねぎはみずみずしく、辛みが少ないうえ、甘みを感じるのが特徴です。
この甘くておいしいと評判の白子たまねぎの収穫体験に、是非、家族そろってお越しください。
白子町特産の「白子たまねぎ」です。
サラダで食べると絶品!開催期間 平成30年5月3日(木曜日・祝日)から5月31日(木曜日)
白子町内のたまねぎ畑において、自分たちでワイワイ楽しく収穫体験ができます。料金は10キログラム1000円、5キログラム600円です。農家のアドバイスにより実際に収穫します。
たまねぎ狩りは町内47か所の畑で実施します。たまねぎ狩りの「のぼり旗」を目印にお越しください。>

たまねぎ狩り

2たまねぎ狩り

平成の大学改革について

『IDE・現代の高等教育』No600 平成の大学改革再考(2018年5月号)を読んだ。印象に残った記述を書き留めておこう

「この発表(国立大学の法人化)は、全学長には大きな衝撃を与えたに違いない。長く学術行政にかかわり、また高等教育局長として常に大学人の思考に沿う形での政策実現に努めてきた者として、心傷む瞬間であった。ただ、内閣の一員としては民営化を避けるためとの説明はできず、いずれ分かることを祈るような気分であった」(遠山敦子)

「国立大学は2004年に法人化された。その結果、各大学の学長を中心とした管理運営体制の強化には目を見張るものがある。多くの成果がある一方、運営費交付金の減額は目を覆う惨状である。11年間に11%に及ぶ減少である」(有馬朗人)

「文科省の官僚は大変だ。日本の教育と科学を一生懸命に考え、政策を立てても、財布は、力のある「姑」(財務省)に握られている。加えて、経産省、内閣府という「小姑」が口出してくる。「小姑」たちは、口をそろえて,応用が大事だ、出口が見えないなどと言ってくる。姑も子姑も、そろって、競争原理主義者であり、経済第1主義者なのだ。」(黒木登志夫)

「大学審議会の後身である今の大学分科会には、もはやユニバーシティ・カウンシルの残像を見ることはできない」(天野郁夫)

以上を読むと、大学改革は、文科省 対 大学(人)という対決というよりは、政府・財務省・経産省・内閣府 対 文科省・大学(人)という対決のように感じる。前川前文部事務次官が主張していたのもこの構図のように思う。実際は、どうなのであろうか。