稲毛海浜公園

このブログをよく見て下さるMさんより、「近頃ブログを書いていませんんね」と言われた。わざわざアクセスいただいたのに、申し訳ない。
母の介護など個人的な事情の他に、授業の学期末の採点に時間が取られ、ブログにまで気が回らない。それに私のブログはアクセスのカウントもなく、コメントもないで、私の日記のようなもので、誰かが見てくれるという期待があまりない。ここで何回も紹介した横浜国立大学教授の渡部真さんの格調の高いブログ(http://sociologyofyouthculture.blogspot.jp/を読んだ後は、余計に何も書けなくなる。(今回の渡部さんの漱石の「それから」論にも教えられるところが多々あった。漱石はその後の社会を見据えるような鋭いことを言っていることが、渡部さんの指摘でわかる)。
でも、私のブログにアクセスしていただいた期待を裏切るのは大変申し訳ない。何方でも、何か、情報を提供いただければ、掲載したい。

代わりと言っては変だが、一昨日(19日)、ソフィー(犬)の散歩で行った稲毛海浜の写真を、掲載させていただく。この前の時より、一段と春は近づいている。

学生の薦める一冊の本

敬愛大学に『君にすすめる一冊の本』という毎年出されている冊子(教員が学生向けに執筆)がある。とてもいい冊子だが、それを読んで、どのくらいの学生が教員の薦める本を読んでいるのか疑問。

私は、逆に敬愛のゼミの学生の薦める1冊の本を読んでみた。
重松清『きみの友だち』(新潮文庫)

重松清という作家の名前ははじめて聞いた。ネット調べてみると下記のように書かれている。
<岡山県津山市の生まれ(1963年3月6日生まれ、51歳)。山口高校、早稲田大学卒業、 角川書店の編集者として勤務、フリーライターとして独立。『ビタミンF』で直木賞2000年下半期に受賞。同作品は、NHKでドラマ化された。
小説で取り上げられることの少なかった、学校でのいじめや不登校、家庭崩壊と子供など、現代の社会問題・教育問題・家庭問題の中で、ルポルタージュばりの鋭い切り口で、一躍注目を浴びるようになる(ウキペディアからの転載)>

芥川賞を受賞した作品は気になって読むことはあるが、直木賞は、読む必要はない作品として、ㇲルーするのが普通で、これまで目に触れなかったのであろう。

『きみの友だち』は、小中学生の教室の人間関係(いじめが中心)をいろいろな立場の子どもの視点から描き、読むと胸が締め付けられる。
映画にもなっているよう。http://www.cinemacafe.net/official/kimi-tomo/
教育学や社会学のいじめ論の描いていない世界を見る思い。推薦してくれた学生に感謝。学生から教えられることは多い。

バレンタインデイ

今日は2月14日、バレンタインデイ。
若い人にとって、気になる大事な日であろう。

私はスポーツクラブの出口のところで、受付の若い女性から「おひとつどうぞ」と言われ、箱から小さなチョコを1つもらった。

今週は、日曜(8日)に卓球、土曜(今日)にテニスと、短時間ながら運動ができたということを喜ぶべきであろう。
運動(スポーツ)ができるということは、それだけ健康という証拠であり、ありがたいと思わなくてはいけない。
それが長く続くという保証はない。日々、平凡な小さなことにも、喜びを見出していきたい(小さな「義理」チョコでも)。

陣内靖彦さんのご冥福をお祈りする.

大学院時代からの知人の陣内靖彦さん(東京学芸大学名誉教授)の葬儀が本日小平であり、参列させていただいた。70歳と少し早すぎるご逝去である。
陣内さんは、東京教育大学の伝統を受け継ぎ、教師の歴史研究では優れた業績のある方であり、門脇厚司先生(筑波大学名誉教授)の弔辞にもあったように、その研究は後世に引きつがてていくことであろう。
門脇先生はじめ、若い頃学会や研究会でご一緒した佐多不二男さん、穂坂明徳さん、金子養正さんや、北沢毅さん、古賀正義さんという東京教育大学時代の陣内さんの先輩後輩とご一緒し、昔の話をたくさんしながら、陣内さんを偲び、ご冥福をお祈りした。

倉敷、瀬戸内海の散策

くらしき作陽大学で開催された会で、講演,無事終わる。
呼んでいただいた有本章先生に感謝。久しぶりの講演に緊張する。
くらしき作陽大学は、新倉敷駅から徒歩15分ところにあるとてもりっぱな施設、設備の大学。
新倉敷(新幹線停車駅)の駅前は、店が一軒もなく、人通りもなく、地方の疲弊を感じた。

その日は、倉敷の大原美術館近くのホテルに1泊し、次の日(7日)は、大原美術館と倉敷美観地区、鷲羽山(瀬戸大橋の中国側)を観光した。
大原美術館はさすがにいい絵があり、その絵を集めた児島虎次郎の絵もよかった。日本人観光客は少なく、台湾や韓国からの旅行者が目立った。
鷲羽山、鳴門大橋は景色のいいところだったが、その展望台でバスを降りた乗客は私一人。、100人乗りの観光船の乗客は私を含めて3人。1兆何億もかけて、このような橋を作る必要があったのかどうか疑問を感じた。
岡山駅周辺は、それなりの賑わいであったが、帰りの岡山空港からの飛行機の席の埋まり具合は2割程度(100人乗りの飛行機に乗客は20名程度)であった。
一人でいろいろなところを周るで旅であったが、久しぶりにのんびりした時間を過ごした。