今回の辻秀幸氏の「風の便り」の内容は、前々号に引き続き神社の話。辻氏が書いているように我々の周囲には多くの神社があり、いろいろな神様が祭られている。それらに自然とお参りする習性が我々日本人に身についている。しかし、何に対して祈っているのか、なぜ神社にお参りするのかと問われると明確に答えられない。
昨日(3月7日)のNHKの番組 「なぜ“神さま仏さま”なのか」(「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」) は、その問題を扱っていたようだ。私はその内容に興味があったが、WBCの日韓戦の方に惹かれそちらをネットフリクスで見てしまったので(なかなかスリリングないい試合だった)、その内容を紹介できない。Yahoo!ニュースの記事を転載する。辻氏の便りと合わせて読み、日本人の信仰心について考えてみたい。
<「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?」第5回は「日本人らしさ」の第2弾。「なぜ“神さま仏さま”なのか」。初詣、お宮参り、七五三など、神社とお寺どちらもこだわりなくお参りする日本人。しかも神ゲー・神アイドルと次々“神”を生み出してしまう不思議を大解明。私たちの祈りの深えんに迫る。/今回、番組が、歴史学×宗教学×地球科学など様々な角度からで徹底的に探っていくと、日本の神さまのルーツ、そしてその神さまの国に、仏さまがどのようにして融合していったかの経緯が新たな考古学的な知見から見えてくる!・/ 番組では、聖武天皇の時代、仏が全国に広まっていくきっかけとして、ある天変地異に着目。歴史書にわずかに残された記述から、当時の日本列島で何が起きていたのかを知られざる真実をひもといていく。そして、神さま仏さまが広まっていく根底に流れている日本人の精神性も明らかに。そこには、世界一の変動帯とも言える、日本列島の荒ぶる大地が深く関わっていた!?/ 神さま仏さまだけではなく、現代の日本人は、好きなアスリートやゲームなどなんでも神さまにしてしまう。そこにもちゃんとルーツはあった!?祈りのあり方が多様化した、江戸時代!祈りがなんとエンタメ化する意外な事実が明らかに。/ 【タモリ コメント】 すごいテーマでしたね。 日本人は「祈り」の民族で、それがエンタメ化していったということも面白かったです。それも大震災、大噴火、天災というのがきっかけでこうなったというのが興味深いですね。日本人はもともと無常観をもっていて、そこに仏教が入ってきて、その仏教にも無常観があったから受け入れやすかったのかな。これは初めて知りましたね。/ 【制作統括 白川裕之 コメント】 神さま仏さま、どちらの前でもこだわりはなく手を合わせてしまう人、多いのではないでしょうか?日本人の多くは、初詣やお宮参り、七五三というお参りやお祈りを大切にしています。一方で、ある調査によると、「ふだん信仰している宗教は何ですか?」という質問に対しては、「特にない(無宗教)」と答える人が6割を超えることが分かっています。日本人のちょっと不思議な宗教観は、いかにして育まれたのか。番組は、この壮大なテーマに、歴史学、宗教学、考古学、地球科学といった側面から迫っていきます。>
