グラス(コップ)の容量

「グラス(コップ)には容量があり、水が一定以上に入ると溢れ出る」ということは、何にたとえられるのであろうか。

  私は、勉強量とその成果にたとえられると思っていた。たとえば、英会話の勉強をして、なかなか成果が表れなく(話せない)ても、勉強を怠らなければ、ある時、水がグラスから溢れるように、成果が出る(話せるようになる)というように。

 今日読んだ小説(重松清「家路」『送り火』文春文庫2007 収録)には、次のようなたとえがあり、思ってもいなかったことなので、感心した。

 <よほど大きなグラスの持ち主だったら死ぬまでだいじょうぶかもしれないけれど、でも、自分のグラスのサイズは誰にもわからないんだ。夫婦だって同じだよ。ウチは15年目でグラスから水があふれたってことだ。ほんと。俺が悪いとか女房が悪いとか、そんなのじゃなくて、そもそも15年しかもたないサイズのグラスだったと、うん、それだけのことなんだよな>(320)

神田外語大学講義(6月5日)生徒文化について

先週(6月5日)の神田外語大学の「教育社会学」の授業は、「生徒文化」について扱った。

テキスト 武内清『学生文化・生徒文化の社会学』(ハーベスト社、2014)の第13章(「生徒の下位文化をめぐって」)と14章(「生徒文化の社会学」)である。

他に、武内清「現代の生徒文化とホームルーム」(『高校教育展望』1983年9月号)という32年前のものと、最近の少年非行の動向(『犯罪白書』等から抜粋)を提示し、下記の問いを考えてもらった。小グループの討論を経て、質問、疑問、コメントの提示を求めた。リアクションには、いろいろな意見が書かれていたが、授業ではあまり活発な意見は出なかった。

<考えてほしいこと>

1 文化(culture)とは何か

2 サブカルチャー(sub-culture)とは何か

3 生徒文化 (sub-culture of pupil)とは何か

4 生徒文化は中高生に存在するか。あるとすると、どのような特徴があるか。それは時代と共にどのように変化するのか。(30年前の生徒文化と今の生徒文化は何が違うか)

5 生徒文化が発生する契機(原因)は何か(どのような高校に)

6 生徒文化の機能(働き)は何か

7 大学生文化は、どのような特徴をもつか。(生徒文化と同じか)

 

水辺の花

水辺の花もいい。家の前の小学校の池には、小さな黄色い花が咲いている(花の名前はわからない)。隣の家の金魚が泳いでいる水瓶にはハスが咲いている。

ハスと言えば、近くの千葉公園のハスが有名だが、それを見に行く暇がない。

http://www.hanazakura.jp/hasu/tiba.html

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ドクダミ

今日(67日)の朝日新聞・天声人語は、雑草のドクダミに関して、次のように記載している。 

<一輪挿しにして眺めて、ドクダミを見直した。濁った感じの名前に似ず、白い十字の花と見える苞はひっそりと清楚だ。スペード形をした葉の濃淡が、白を引き立てる。>

早速、ペットボトルに一輪挿してみた。あまり清楚という感じではない。匂いが強く、ソフィー(犬)がびっくりして匂いを嗅いでいた。

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