読んだ本の処遇

高齢化し,大学を退職する時、一番困るのは研究室の本の処遇である。
もう読む可能性も少なく、置く場所もないので、処分するというのが通常のやり方である。
私もそのようにしなければと考えているが、何となく心が晴れない。自分の持っていた本がどこかで再利用され、誰かに読んでもらえればいいのではないかと考えるが、何か納得できない部分がある。
読売新聞の「人生案内」(11月12日)で、心療内科医の海原純子氏がそのような相談に答えていた。とても納得できる回答であった。
「(書籍を処分するということは)、自分の一部がどこかに消えたような空虚感に襲われます。」
「読んだ本は情報のためだけに存在するのではなく。その時の自分が刻まれた歴史のような気がします」

もう一度、本の処分に関して考えてみようと思う。(「これまで読んだ本を残し、読んでいない本を捨てる」のが鉄則、といった先輩の言葉も思い出す)

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