大学生の学びに関する研究について

 大学生の学びの実態に関しての質的的な研究は、これまであまりなされてこなかった。そのような中で、最近刊行された濱中淳子・葛城浩一編著 『〈学ぶ学生〉の実像:大学教育の条件は何か』(勁草書房,2024)は、、高等教育に詳しい専門家6人の共同研究の成果で、大学生への半構造化インタビューという方法で、大学生の学びの質的な側面を明らかにしている。 

 その書評を、「教育社会学研究」の編集委員会から依頼され執筆した。その内容は本の中身の紹介がほとんどになったが、若干コメント(疑問)も書いた。コメントに対しては反論も可能なので、どのような反論が返ってくるのか少し気になっている。しかし、見解の違いも含め、率直に意見を交わすことが、学問の進歩につながると思う。