雛よ、心安らかに眠れ

ひとつの小さな鳥の命を救えなかったことに、無念さと悔しさと親鳥への申し訳なさを感じる。
実家の家の庭に巣を作っていた鳥(多分ヒヨドリ)の雛が巣から落ちて、猫に狙われ、3匹はその餌食になったが、かろうじて1匹を救い出した。昨夜は家の一室で休ませた。いろいろ魚類を小さく砕いてて食べさそうとしたが食べず、ストローから水だけ飲んだ、今朝巣に戻し、ミミズを与え、親鳥たちも来て、安心と思っていたら、夕方また巣から落ちて、庭で、ピーピー鳴いていた。親鳥が木の上で大騒ぎをしている。
ひな鳥は1メートルくらいは飛べるので、後2~3日もすれば、一匹立ちができると思い、巣ごと、昨日の部屋に移した(今日も野良猫が庭でうろうろしていたし、このまま置いておくと、猫の餌食になるのは目に見えていた)。午後7時ごろミミズを探し、雛の口まで持って行ったが、食べようとしなかった。また元気があまりなかった。先ほど9時前に見に行ったら、あおむけに倒れ、息絶え絶えであった。左手で雛をそっと抱きかかえ、ストローで水を与えた。少し飲んで、間もなく、私の手の中で息が絶えた。
私の判断が間違えていたのであろうか? 巣から落ちてもそのままにしておけば、生き延びられたかもしれない。水は与えない方がよかったのかもしれない。心配して飛び回っている親鳥に、大変申し訳ない気持ちでいっぱいである。明日も探しに来るであろう。
雛を丁寧に庭に葬り、花を添えた。雛よ、私の軽率な行為を許してほしい。心より安らかに眠ることを願う。

日本子ども社会学会シンポジウム

 日本子ども社会学会21回大会のシンポジウムは、学会創立20周年記念ということもあり、シンポジウムを3つ、企画した。
 どれも、現代の子どもと社会を巡る、重要なテーマばかりである。
 その ポスターを 掲載する。

ポスター

日本子ども社会学会21回大会、迫る。

敬愛大学で開催する「日本子ども社会学会21回大会」の開催が、迫っている(6月28日、29日)。
以前に上智大学に勤めていた時、「日本教育社会学会」の大会を引き受け、開催日が3日間で、国際シンポも企画し、参加者は700名超えていたので、それより小規模な「日本子ども社会学会」の大会の開催はそれほど大変ではないだろうと思っていたが、意外と苦労している。

その理由は、様々な調整作業があることと、細かい配慮が必要なことである。学会内の調整(たとえば、シンポのテーマや登壇者の決定)だけでなく、会場となる敬愛大学との調整(教室の予約やのPCの調達、懇親会の準備、アルバイト学生の募集、掃除の手配等)がさまざまある。細かい配慮が必要なことは山のようにある。プログラムの名前の記載間違い、途中らの教室変更、懇親会の料理内容、雨の時の対策なども細かく考えなければならない。
幸い、開催に敬愛大学は協力的だし、大会開催を助けてくれる大会準備委員会の人がたくさんいて、いい大会になりそう。

大会プログラムを、WEBで見て、多くの方のご参加を期待する。
非会員の参加費は2000円と格安に設定した(200ページに及ぶ発表要旨とシンポ冊子付き)。また無料のシンポやラウンドテーブルもたくさん用意した。

 大会プログラムは、下記。
http://www.js-cs.jp/wp-content/uploads/2013/10/jscs2014p.pdf

第32回 学校社会学研究会のご案内

 初夏の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます
 さて、第32回学校社会学研究会を、9月6日(土)、7日(日)、京都府立大学(京都市左京区)において開催します。

日時:  2014年9月6日(土)~9月7日(日)
6日  13:30~18:00  研究発表、 18:30~20:30  懇親会
7日  9:00~12:00  研究発表 、12:00~12:15  総会 解散

会場: 京都府立大学 本館合同講義棟3階 第4講義室
〒606-8522  京都市左京区下鴨半木町1-5、Tel:075-706-5136 
(京都市営地下鉄「北山駅」徒歩3分)

 つきましては、ご発表を希望される方は、7月13日(日)までに、お名前とテーマを、世話役までお知らせ下さい。

世話役
児玉英明
〒603-8054 京都市北区上賀茂桜井町65 グラスヒル北山201
京都三大学教養教育研究・推進機構
075-702-8652(直通) (hideakikodama@kpu.ac.jp)

(故清水義弘先生の発案で、毎年夏に開催される研究会で、30年以上続いている。誰でも参加できる。参加費1000円)

教育実習の訪問―南房総に行く

6月は、教職を取っている学生にとって、教育実習の季節。小学校の場合、4週間と長い。
学生も教育実習の前と後ではかなり違い、大きく成長している。
それは、単に教育実習の効果というよりは、それまでの大学での授業や演習の結晶化を表しているのであろう。
学生は教育実習の経験を通して、教員の大変さを知り教員志望を諦める学生もいるが、一般的には、教職への意識を強める学生が多い。中には、教員にはならない免許だけほしいと言っていた学生が、教育実習の経験を経て、強い教員志望に変身する場合もある。今回も、そのような学生がいた。
 その学生ではないが、先週は南房総の最南端の小学校で実習の学生がいて、その精錬授業を見学に行った。南房総も過疎化が進み、学校を統合しても、1学年1学級で、その人数も20名強。国語のいい授業を展開していた。校長先生は、素敵な女性校長で、敬愛短大の出身だという。
 学校訪問後、館山の海を堪能した。九十九里などと違い、岩がごつごつあり、磯遊びが楽しめそう。(昨日のNHKテレビ<ダウインが行く>では、館山にはサンゴ礁が群生していることは紹介されていた。千葉にもいろいろいいところがある。)