教職概論講義メモ(11月10日)

 今回(11月10日)の敬愛大学の教職概論では、「教師と親―モンスターペアレント」と題して、次のようなリアクションペーパーを用紙した。多文化教育的視点を取り入れ、最初に親の立場から考えてもらった。
資料としては、諸富称彦氏と山脇由紀子氏のモンスターペアレントに関する本の一部の抜粋を配り、講義し、学生にこのテーマで考えてもらった。
 授業では途中、ロールプレーイング(役割演技)も取り入れ、モンスターペアレンツ役の学生と担任教師と校長役の3人の学生で、即興演技をしてもらった。 学生の演技はなかなか熱がこもり、いつになく授業が盛り上がったが、敬愛の学生はやさしいのか、モンスターペアレンツではなく普通の親と、気弱な担任教師と弱腰の校長の対決になってしまったが。
参考にした文献の山脇氏は、教師や学校側は、「誠実な対応」をしてはダメで、「モンスター」に向かう気で、対策を考えるべきだとしている。

教職概論(2015年11月10日)「教師と親、地域社会」 リアクション
       学籍番号      名前
1 あなたは、子どもの親だったとして、
① どのような教師を期待しますか?
② どのような教師だと期待外れですか。また教師のどのような言動が許せませんか。
2 モンスターペアレンツになって、教師に、難題を吹っかけて下さい。
3 モンスターぺアレントに対して、諸富称彦氏と山脇由紀子は、どのように対処すべきと言っていますか。
4 親と教師の関係は、どのようにあるべきだと思いますか。(また、教師と地域社会の関係は、どのようにあるべきだと思いますか。)
5 上記の問題に対処する為に、教師が日頃心がけるべきことは、何でしょうか。

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生きる力

知り合いのOさんから、メールをいただいたのでそれを転載する。過去に私のブログに書いてきたことにも通じるテーマが論じられ、紹介されている。

 【0から1800億円企業を築いた立役者】 95歳のスーパーおじいちゃん多田野 弘さん(ゼロ戦搭乗員)という方がいらっしゃいます。 
 クレーンや高所作業車などの製造販売を行う 株式会社タダノ(東証一部上場企業)の名誉顧問のブログのご紹介をしたいと思い、不躾ながらメールさせていただきました。
 多田野さんは戦後の焼け跡から家族と共に会社を立ち上げ、現在、従業員数3000人以上、売上高2000億円を超える大企業へと発展させ、現在は名誉顧問で95歳です。
 その多田野さんがおよそ2カ月に一度の割合で書かれているブログ「航海日誌」があり、
私は7~8年ほど前からの読者ですが、最新号Vol.164 (2015.11.04)「生きる力」の中で
次のようなことが書かれています。
「命の最高の喜びは、命を懸けても惜しくない対象と出会うことにある。その時こそ、命は最も充実した生の喜びを味わい、激しく美しく燃え上がるのである。何に命を懸けるのか、何の為なら死ねるのか。この問いに答えるのが生きることであり、この問いに答えるのが人生である。」という文章がありました。 ↓
 http://www.tadano.co.jp/tadanocafe/logbook/vol_164.html
 戦時下でゼロ戦搭乗員として、何度も死を覚悟されたという多田野さんが発するメッセージにはなんとも不思議な説得力を感じました。こうした思いを共有される方がいらっしゃればと、このブログの存在をお知らせしたいと思いメールさせていただきました。
 多田野さんは、「NHK戦争証言アーカイブス」にも紹介されています。 ↓
 http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/shogen/movie.cgi?das_id=D0001130113_00000
 何かの機会にご紹介いただけましたら幸いに存じます。

上記の紹介に、昔のゼミの卒業生(S君)から、メールが寄せられた。その一部を転載させていただく。

<ご無沙汰しております。11/11のブログ「生きる力」を拝見して、思い出したことがあります。
井上俊「死にがいの喪失」です。約30年前にゼミ(演習)で紹介された本だと思います。
この本のタイトルは、逆説として「今の時代に生きがいはあるのか」という問いに聞こえました。
でも、そういう問いが「ダサい」とかたずけられる時代でした。
政治的な敗退後の無気力やノンポリの時代からは時期的に後の時代で、時代の空気が違っていました。
村上春樹の初期の作品(「羊たちをめぐる冒険」「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」)が、最初に支持された時代だったと思います(かなり批判されましたが…)。
今でも「何のためなら死ねるのか」という問いに答えるのは難しいですが、その答えを時代がつくってしまう場合もあるように思います。
自分の命を賭して何かに挑むという、そういう気持ちをすでに自分が持ちえない…。一度死を覚悟した人間とそうでない人ではその後の人生でも…。
よくわからない部分もたくさんあって、うまくまとめることができません>

30年前にゼミで取り上げた本のことを今でも覚えてくれている人がいるというのは、嬉しい。大学教師の役割は、上手な授業をすることより、本を紹介することにあるのかもしれない。

デジタル教科書の導入についての意見

公益財団法人・中央教育研究所所長の水沼文平氏より、下記のメールをいただいたので、ご許可を得て、掲載させていただく。

11月1日掲載の「デジタル教科書に関する大学生の意見」。
「教師用デジタル教科書への賛成率は約4割、児童・生徒用のデジタル教科書への賛成者は3割弱と、後者の賛成率が低い」という結果ですが、20才前後の学生の意見だけに興味深く拝見いたしました。
教育におけるICT化を考えた場合、一般社会と同等、ICT化が学校現場に導入され、普及するのは時間の問題だと思います。
しかし、なんの疑問も持たず判断や計画も立てずにICTを活用しようとしても教育は目標を失い混乱するだけです。
真に求められている学び・学力の本質をしっかりと捉えたうえでICT化という新しい状況に対応していくことが必要です。
初等中等教育においては世界標準の学力テストが重視されていますが、グローバル社会・情報化社会を生き抜くためには、知識・技能・思考・判断・表現だけでなく、学力調査では計測できない非認知能力としての自己認識・意欲・忍耐力・メタ認知・創造性・問題解決の力を培うことも重要になってきます。
文科省は児童用デジタル教科書の導入を検討していますが、上記の視点を踏まえ、十分に調査・検討の上で実施してもらいたいものです。(水沼文平)

アウエイにも関係者が

先日(7日)、アウエイの筑波大学で一人さびしい思いをしたと書いたが、そこにも関係者が一人いた。その方からメールをいただいた。ご活躍を期待する。

<武内先生、
筑波大学メンター会で、お話させて頂き、ありがとう御座いました。敬愛大学の卒業生と致しまして、武内先生の様な方が、母校を支えて頂いてくれると思いますと、本当に嬉しく思います。
私は、昭和62年に卒業、D社に入社、勤続28年。今では、不動産/建設業界では大手ゼネコン/不動産会社を売上、利益で超え、日本一となりました。これも、敬天愛人の心構えが支えとなり、社会人となって、苦しい時でも、心の中で唱えた成果だと思います。
 私は、社会人になり夜間、建築の学校に通い、語学の必要性を感じて、再度、会話語学を学びました。結局、生涯学習が大切だと思います。進んだ道で、ベストを尽くす、一つの仕事でキラリ光る人間になる事が大切だと思います。
 大学の後輩には機会がありましたら、お話したいです。教科書に無い、裏話し等、色々ネタはあります。先生にお会い出来て、光栄です。お身体ご自愛され、益々のご活躍、お祈り申し上げす。(F)>