生成AIに、同じ質問をぶつけても、聞く時期によって回答が違っている。また同じ内容を、日本語と英語で聞くと、違った回答が返ってくる(翻訳の問題があるかもしれないが)。そのように、生成AIの回答の仕組みは、相変わらずわからない。以前に、日本語で聞いた「教育や学習の個別化」について、もう一度、日本語と英語で聞いてみた。
投稿者: takeuchi
日本教育社会学会第77回大会のプログラム
11月8日~9日に大阪大学で開催される第77回大会の発表プログラムが公開されている(以下)。 https://drive.google.com/file/d/1MWVTklZ8HLIpA3wCal4rarEzzWYR22NB/view?usp=drive_link
学会の大会は、年に1度皆で集う機会で、自分や研究仲間の1年間の研究の成果を発表する場であり、同時に研究の最先端に触れることができる機会である。新しい研究仲間との出会いの場であり、懐かし人との再会の場でもあり、名前だけで知っていた高名な研究者に会うこともできる。
この日本教育社会学会の大会に、私は学部の4年生の頃から半世紀以上毎年参加してきて、大会の開催にも何度も関与してきたが、もう参加する歳ではなくなって、プログラムを眺めるだけになっているが、何か懐かしい。
第43回学校社会学研究会プログラム
研究会というものは単発で開催するのはそれほど難しくないが、その開催を続けるのはなかなか難しい。今から40年以上前に故清水義弘先生(東大名誉教授)が提起して開催された「学校社会学研究会」が毎年夏に対面・合宿形式で開催され長く続き、それが今も継続している。今年は第43回が関西学院大学で冨江英俊教授の世話役で、開催される。下記がプログラム(メンバーの紹介があれば誰でも参加可能)。
第43回学校社会学研究会のプログラム
日時 2025年8月28日(木)/場所 関西学院大学1403教室(https://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access)/
12:10 受付開始、12:40 開会、諸説明、出席者の自己紹介/ 13:05~13:55 中国の教育格差に関する一考察-双減政策の問題点を探る-夏子洋(関西学院大学大学院)/ 14:10~15:00 ネパールの小学校から「教育は国家の発展にいかに貢献できるのか?」を考える 関谷実代(関西学院大学4回生)/ 15:15~16:05 教員採用試験における受験生向けリーフレットの考察-教員という仕事の語られ方- 佐野秀行(大阪人間科学大学) / 16:20~17:10 大学運動部とエリート:スポーツ社会学事典より,白石義郎(久留米大学名誉教授)/17:10~17:30 総会
教育と学習の個別化の国際比較、塾の個別指導の割合に関して生成AIに聞く
質問1―現在、日本では教育や学習の個別化が提唱されています。つまり個々人の資質や能力に応じた教育や学習についてです。外国(特にアメリカや欧米諸国)では、教育や学習の個別化は進んでいますか?
質問2―現在日本で個別指導の塾や予備校が増えていると思います。集団指導と個別指導の割合はどのくらいかわかりますか。
チャトGPTの回答は、下記。
人口減少、少子化と教育
質問―日本では人口減少、少子化が続いていて、教育にも、へき地校の増加、学校の統廃合(住んでいる地域から学校がなくなる)、教育の格差の拡大など、さまざまな教育問題が生じています。その解決策を教えて下さい。
ChatGPTの回答:
現状の課題―①学校統廃合:へき地や地方都市で小中学校が消え、通学距離の長大化・地域コミュニティの空洞化が進む。②―教育格差:都市部と地方部の学習機会格差(教師数、部活動、進学指導、ICT環境)。③教員確保の困難:児童数は減っても教員の質的負担は増大(多様な学習ニーズ、特別支援、外国籍児童対応など)。④地域存続との関係:学校は地域アイデンティティの核でもあり、消滅は人口流出を加速。/解決策の方向性ーICT・オンライン教育の活用-小規模校でも都市部の授業をオンラインで「シェアする。デジタル教科書・遠隔合同授業で「少人数=学びが貧困化する」を避ける。②小規模校の価値化(教育の多様性)ーフィンランドなどで見られるように「小規模校=個別指導・探究型教育に有利」という強みを活かす。複式学級を「異学年協働学習」と捉え直す。③ 教員リソースの柔軟運用、教員の広域派遣、兼務、専門スタッフ(ICT支援員、特別支援コーディネーター)の巡回、 定年後や地域人材の再活用。④外国人児童・多文化教育の推進ー 地域の人口減少を補うだけでなく、学びの多様性を拡大。 日本語指導や母語教育支援の制度整備が不可欠。⑤地域と学校の連携(コミュニティ・スクール)ー 学校を「地域の拠点」として、保育・福祉・文化活動も兼ねる複合施設化。地域住民を巻き込んだ「学びの共同体」へ。