チャットGPTについて(その6)

チャットGPTの学生の使用に関して、敬愛大学では、5月18日付で、中山幸夫・学長名で、下記の注意が学生になされている。

ChatGPT等の生成AIへの対応について (敬愛大学HPより転載)

 近年、AI(人工知能)の進歩は目覚ましく、大規模なデータを学習し、これに基づいて、人間と同等またはそれ以上と思われるレベルの画像、音声、言語(文章やプログラム)を創り出す「生成AI」が登場してきました。例えば、昨年11月に公開されたChatGPTは、現在、急速な広がりをみせています。/ 新しい技術である生成AIはまだ発展途上で、今後ますます性能が向上し、私たちの社会生活をより豊かで便利なものにしていくことが期待されますが、一方で、多くの問題点も抱えており、不適切な利用は、自分自身の成長を妨げるだけでなく、他の人に迷惑をかけたり、法律に触れるリスクを伴います。/ 本学では、今後の社会においてAIの重要性がますます高まることを考えると、生成AIに対する正しい理解を深め、その扱い方を修得することは必要であると考えています。しかし、利用にあたっては、決して結果を鵜呑みにせず、次の点に十分注意していただきたいと思います。/・偽情報を見抜く-偽情報や信憑性の低い情報を含むネット上のビッグデータから学習して結論を導き出すため、出力結果が常に正しいわけではない。/・情報漏洩の問題-質問に入力した情報は、学習データとして利用されるため、個人情報は入力しない。/・著作権侵害の問題-レポートや卒業論文で、出典が明らかでない情報をそのまま利用することは、剽窃や著作権侵害等の対象となる可能性が高い。必ず、自分自身で出典を確認し、明記する。出典を確認できない場合は、正しい情報であっても、情報の内容を参考とするにとどめ、文章をそのまま利用しない。/ 授業では、科目により到達目標や評価基準が異なります。生成AIの利用については、担当教員の指示に従ってください。/これからも、みなさんが良識をもってAIと向き合っていくことを期待しています。/ 2023年5月18日 / 敬愛大学 学長 中山 幸夫