考えさせられるドキュメンタリー

たまたま先週(12月25日)見たNHK・BSのドキュメンタリー「プーチン 知られざるガス戦略 〜徹底検証 20年の攻防〜 巨大エネルギー企業ガスプロムの台頭」は、よく出来たもので、多くのことを教えられ、考えさせられた(再放送は、12月31日(土)午後0:00 ほか)

https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/QW6ZNV7V5G/

「ウクライナ紛争をきっかけに始まった欧州エネルギー危機。その背景に何が?ロシアのプーチン大統領が進めてきたエネルギー戦略に迫るドキュメンタリー。エネルギーはロシアによって武器にされた。欧州だけでなく世界に悪影響を及ぼす」。「今年11月EUのミシェル大統領はG20の場でプーチンの姿勢を非難した。ヨーロッパに張り巡らされた天然ガスのパイプライン。それらを使って、プーチンはドイツと深い関係を築き、さらにヨーロッパにも大きな影響を与えてきた。プーチンが繰り広げてきたガス戦略の全貌に迫るドキュメンタリー。」(番組の説明)

考えさせられたこと。① 天然ガスの利権争いが、ロシヤとウクライナの間である。②ウクライナは過去に親ロシア派と反ロシア派(EU,NATO派)に分かれ争ってきた歴史がある。そこにガスの利権も関係している。③ドイツは、原発を廃止したため、ロシアの天然ガスに頼らざるを得ない。ヨーロッパの諸国も同じ。(天然ガス派の元のドイツの首相シュレーダーはロシヤのガス会社の役員になり大きな報酬を得ている。)④ロシヤは天然ガスの供給を、外交の武器に使っている。⑤トランプ元大統領は、ドイツの姿勢を強く警告したことがある。⑥ヨーロッパ諸国にとって、原発かロシヤの天然ガスかの2者択一は悪魔の選択のように思う。日本でも同様であろう。

暗い気持ちを少し払拭してくれる歌

今年も残り少なくなってきた。新型コロナの第8波の兆し、ロシアのウクライナ侵攻の継続、物価の高騰、防衛費の増額、原発の再稼働と、新年に向けて明るいニュースはない。このような気が滅入る時、少しでも前向きな気分になれる歌はないのかと、過去のブログを見てみた。

2013年10月31日のブログに掲載した東北の震災後の困難、失意を励ます江藤 雅樹氏の歌う「雪解けの花」(段ボールメッセージ)を聴いて、状況は違うが、少し励まされ前を向くことができるかなと感じた(自分のことより、苦しんでいる人への励ましの歌だが)。再掲する。

作詞作曲の江藤氏に関しては、下記を参照(http://www.etomasaki.com/biography.html)