「総合的な学習の時間」「総合的な探求の時間」に関する学生の学び

今の学習指導要領で重視されているアクティブ・ラーニングや「主体的、対話的で深い学び」は、全ての教科で提唱されているものだが、「総合的な学習の時間」(中学校)や「総合的な探求の時間」(2022年度から、高等学校)が、一番実践しやすい時間(科目)だと思う。それを教職課程の授業で教えるのには、その背後の理論等を学生達に講義すると同時に、それを実際に学生達に協働学習で実践してもらうのが一番効果的であろう。

 そのような大学の授業を実践した記録が、馬居静岡大学名誉教授のHP(https://www.uer-labo.jp)に掲載されている。それは 静岡県立大学「総合的な学習・探求の時間の教育・指導法」の2021年9月に行われた馬居教授の集中講義(遠隔方式)である。 

 教材として、この授業ではその基礎や背景になる論文、著書、答申が多数のものが提示されている。それも大変参考になるが、実際の授業の様子が詳細に記録され(多くのゲストの講義もある)、さらに、学生の協働学習の成果が、記録に残されている。一つの成功した、模範になる大学の授業だと思われるので、ここで紹介させていただく。

https://www.uer-labo.jp/room/2021/12/18/2425