クラスメンバーや担任の決め方。

特に小学校で、上の学年に進級する時、子どもや親にとって、新しいクラス(学級)がどのようなメンバーになるのか、担任は誰になるのかは、大きな関心事であろう。どのようにしてそれが決まるのかベールに包まれているが、知り合いの元小学校教師に聞いてみた。次のような回答であった。

元の学年の担任たち(団)が集まり、児童の属性や特質を考え、偏らないように各クラスに均等に配分する。その児童の属性や特質とは、性別、成績、運動能力、音楽能力、地域,親のPTA役員歴などである。過去の交友関係からいじめが起こらないようにも配慮することもある等。教師がどのクラスを担任するかは、校長が決める。

小学1年生や2年生はベテラン教師を配置し、しっかりしつけて学級崩壊が起こらないようにする。1年生に給食当番などの仕方を教えるのは、大変な作業である。しつけのできている3年生には、新任教師を配置しても大丈夫とのことなどを聞かされた。子どもや親の知らないところにも、学校はいろいろ配慮しているものだと感心した。