内房を散策する

新型コロナ禍の自粛ムードの中で、県外に出ることははばかれる。それで出かけるとなると自然に千葉県内ということになる。先々週は外房の九十九里海岸と御宿海岸に行き、先週は房総半島の真ん中の養老渓谷に行ったので、今週(12月11日)は、内房を散策した。千葉の穴川で高速に乗り館山道に入り、君津で降り、近くの天羽マリンヒルズ別荘地に立ち寄り、東京湾の景色を楽しんだ。

この天羽マリンヒルズ別荘地は、海岸に近い小高い丘の上にあり、天気がよければ東京湾を挟んで富士山や三浦半島が見える。行き交う船も見えて絶景の別荘地である。バブルの時期に作られた別荘地で、百軒近くの別荘が建てられてはいるが、人はほとんど見かけず、最近訪れた形跡のない家が多く、寂れた別荘地ともいえる。別荘というものが好景気やバブルの時期の産物で、いかに経済合理性に合わないものかがわかるともいえる。でも、景色は抜群で、たまに訪れる価値はある。

近くの漁業組合の経営するレストランで美味しい魚のランチを食べ、その後は、近くの内房の海岸を散歩した。海岸は広く、穏やかで、人は少なく、遠くに東京湾観音が見えた。その後、鹿野山をドライブした。房総にも小さい山ながら、鮮やかな色とはいえない薄い色の紅葉の綺麗なところがあり(下記写真)、晩秋の紅葉を楽しんだ。房総半島を少し見直した半日旅行であった。