運動の習慣について

私はもともと運動神経が人より劣ると思っていて、体育が一番苦手な科目であった。今でも鉄棒の逆上がりはできないし、5メートルも泳げない。高校の時跳び箱を飛べなくて、体育の時間を仮病で見学したことがある(今でもそのことで心が痛む)。山登りをする人を見て、何であんなに苦しい思いをして山に登る必要があるのだろうと思う。 (一方幼い頃より体操やスイミングに通っている5歳の孫が、鉄棒の逆上がりもできるし、25メールを3つの泳法で楽に泳げ、今はバタフライの練習をしていると知りびっくり)

土日に2日間2時間ずつ体育館で卓球と、次の日2時間テニスをした。つまり3日連続でこの猛暑の中、卓球とテニスをした。卓球は室内でクーラーなしで締め切っての中での練習、テニスは9時―11時の日差しが強い中での練習試合である。卓球は時々室内に風を通し、テニスは何人かで交代で、休憩をしながら水分は頻繁に取り、自分の体力や体調に気づかいながらの練習や試合だった。確かに暑かったが、熱中症的にもならなかったし、体力的にダメッジにもならなかったと思う。

3日間そのように体を酷使すると、それに体が慣れてしまうのか、4日目もこの暑さの中、体を動かしたくなった。その日は、11時から「テニスの打ち方教室」のクラスがあり、それに行こうとしたら、「この暑さの中、年寄りが、何をしようとしているの?!」と、家人に止められ、出かけるのを諦めた。それでも、体を酷使して運動する慣れ(快感)を、この3日間の猛暑の中での運動で少し知ることができた。運動好きの人は、このような慣れ(習慣)があるのであろう。卓球仲間には1930年生まれ90歳になるMさんがいる。Mさんは毎日卓球かラージボールをしていて、この夏も変わらない日常だという。