海を見に行く

幼い頃(1歳―6歳)と結婚当初(10年間)に、海(稲毛の浜)の近くに住んでいたせいか、時々海を見たくなる。海の近くの空気の塩分の度合いが私に兆度いいのかもしれない。私が理系の研究者だったら、「幼い頃に馴染んだ空気中の塩分濃度の好みは一生続く」という仮説を検証してみたい(もちろん半分以上冗談)。

稲毛海浜公園、検見川浜、幕張海浜公園は、遠浅の海の埋め立てでできた人工海浜で、遊歩道でつながっており、歩けば1時間近くかかる。昼間は海を見ながら散歩する人、ジョギンクする人、自転車を走らせる人などがかなりいる。そこには広い芝生の公園、テニスコート、野球場、プール(夏)、花の美術館、日本庭園、結婚式場、温泉、バーべキュー場など、いくつかの施設はあるが、まだそれらはまばらで、湘南のような華やかさと活気はない。

今日(26日)は久しぶりに日の入り(夕焼け)を見たいと、夕方6時前に検見川浜に車で出かけた(家から車で12~13分)。今は午後6時でもまだ明るいが、サーフィンやウインドサーフィンをやっていた人はもう帰り支度で、海辺にも人は少なかった。10分ほど海浜を散歩していたら、さっきまで晴れていた空に黒い雲が覆いはじめ、今にも雨が降りだしそうになって来た(下記IMB3135参照)。夕日・夕焼けどころではなく、早々に引き上げた。まだ梅雨はあけていないのであろう。夕日は見ることはできなかったが、 久しぶりに塩分を含んだ空気をいっぱい吸って、心が落ち着いた。