春の海―御宿海岸

 春は風の強い日も多い。
 今日(11日)の千葉外房の御宿海岸の天気は曇りで時々薄日もさしていたが、風が強く、広い砂浜に、人っ子一人いなかった。海でサーフィンをやっている人も皆無。
 砂な埃(ぼこり)が舞い上がり、まるで砂漠(沙漠)のよう。

 人を見かけないのは、地方の人口の減少現象ということもある。外房線は1時間1本という少なさで、私も途中の茂原駅前の喫茶店で、次の電車が来るまで、1時間ほどコーヒーを飲みながら時間をつぶし次の電車を待った。お蔭で読書はすすんだ。

 私たちの世代には、大学に入った時必ず読む必読書があった。
 それは、柴田翔『されどわれらが日々』(文藝春秋、1964)である(私の手元にある本は1971年の72刷である)。これは大学生の恋愛や学生運動を扱っていて、私も当時読んで衝撃を受けた。
 今の大学生が読んだらどのような感想をもつのであろうか。(敬愛大学『君にすすめる1冊の本』第13集、2018年を読みながら、そんなことを考えた)。

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