学生の薦める一冊の本

敬愛大学に『君にすすめる一冊の本』という毎年出されている冊子(教員が学生向けに執筆)がある。とてもいい冊子だが、それを読んで、どのくらいの学生が教員の薦める本を読んでいるのか疑問。

私は、逆に敬愛のゼミの学生の薦める1冊の本を読んでみた。
重松清『きみの友だち』(新潮文庫)

重松清という作家の名前ははじめて聞いた。ネット調べてみると下記のように書かれている。
<岡山県津山市の生まれ(1963年3月6日生まれ、51歳)。山口高校、早稲田大学卒業、 角川書店の編集者として勤務、フリーライターとして独立。『ビタミンF』で直木賞2000年下半期に受賞。同作品は、NHKでドラマ化された。
小説で取り上げられることの少なかった、学校でのいじめや不登校、家庭崩壊と子供など、現代の社会問題・教育問題・家庭問題の中で、ルポルタージュばりの鋭い切り口で、一躍注目を浴びるようになる(ウキペディアからの転載)>

芥川賞を受賞した作品は気になって読むことはあるが、直木賞は、読む必要はない作品として、ㇲルーするのが普通で、これまで目に触れなかったのであろう。

『きみの友だち』は、小中学生の教室の人間関係(いじめが中心)をいろいろな立場の子どもの視点から描き、読むと胸が締め付けられる。
映画にもなっているよう。http://www.cinemacafe.net/official/kimi-tomo/
教育学や社会学のいじめ論の描いていない世界を見る思い。推薦してくれた学生に感謝。学生から教えられることは多い。

バレンタインデイ

今日は2月14日、バレンタインデイ。
若い人にとって、気になる大事な日であろう。

私はスポーツクラブの出口のところで、受付の若い女性から「おひとつどうぞ」と言われ、箱から小さなチョコを1つもらった。

今週は、日曜(8日)に卓球、土曜(今日)にテニスと、短時間ながら運動ができたということを喜ぶべきであろう。
運動(スポーツ)ができるということは、それだけ健康という証拠であり、ありがたいと思わなくてはいけない。
それが長く続くという保証はない。日々、平凡な小さなことにも、喜びを見出していきたい(小さな「義理」チョコでも)。