『青空文庫で社会学』

 渡部真さん(横浜国立大学教授)は、また素敵な本を出版され、贈ってくださった。深く御礼申し上げる。
 
これは渡部さんの人気のブログ(4万7千件ものアクセス数がある)の内容を本にしたもののようだが、ブログと本との違いにも注目してみると面白いかもしれない。
http://sociologyofyouthculture.blogspot.jp/

 暑い夏の中で、一服の清涼剤になりそう。
 ソフィーも読みたがっている。

児童の気持ちに寄り添う授業

小学校のベテランの先生から、聞いた授業の仕方や不登校への対応に関して、感心した点があるので記録に留めておきたい。

1 授業は、児童との対話で進めるが、1対1の対話より、1対複数の対話の方がいい。T「どう思う」 S1「××だと思います」T「先生も気が付かなかったいい意見だね。S2さん、どう思う」という風に。対話をクラス全体に広める。
2 児童の発言を聞いた後の対応が大切。発言内容や態度をとにかく受容し、ほめる。決して軽く扱ったり、けなしたりしない。発言内容にほめるべきことなないときでも、「一生懸命答えてくれたね」「目が輝いているね」と態度をほめる。
3 したがって、「そのほかの意見は」と、発言者を軽く扱うようなことは、決してしてはいけない。
4 不登校児に対しても、まずその子どもの気持ちを受け入れる(受容する)。「頑張って学校に来なさい。友達も待っている」などと言わない。その子の気持ちに寄り添い、学校のことを聞きたがるのを待つ。
 このような児童の気持ちに寄り添う授業の実践は、小学校以外でも取り入れていかなくてはいけないかもしれない。