音楽のテレビ・ドキュメンタリー番組 2つを観る

音楽のドキュメンタリ―番組には見ごたえのあるものが多い。それまで聴く気がしなかた歌手やグループやの演奏を聞きたくなる。最近も2つのドキュメンタリーを見た。

一つは3月20日の、サザンの桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」。サザンの歌はほとんど聴いたことはないが、桑田が紅白出場歌手の歌をはじめて歌い、その歌のよさを自分のものとしている姿に好感がもてた。「かぐや姫の曲は『四畳半フォーク』として軽蔑していたが実際自分で歌ってみると完成度の高い名曲であることがわかった」などという感想が続き、他の歌手やグループの曲を桑田なりに理解し歌い上げる才能はたいしたものだと感心した。

<『桑田佳祐 大衆音楽史「ひとり紅白歌合戦」〜昭和・平成、そして新たな時代へ〜』:総合テレビ 3月20日(水)午後10時00~午後11時10分、桑田佳祐が2008年から昨年まで3回に渡って行ってきた白眉の企画「ひとり紅白歌合戦」。桑田はこのイベントで昭和の歌謡曲やグループサウンズ、フォークやニューミュージック、そして平成のJ-POPまで170曲余りをひとりでカバーし、紅白のパロディーを展開することで、壮大な音楽ショーを繰り広げてきた。これは、洋楽に憧れて音楽を始め、キャリアを重ねていく中で、改めて日本の大衆音楽のすばらしさを再発見したという桑田にしかできない離れ技であった。今回番組では、桑田が「ひとり紅白」の活動を通じて再発見した歌謡曲の魅力や先達たちへの思い、そしてその系譜に連なる「サザンオールスターズ」の知られざるエピソード、さらに桑田自身の新時代に向けた抱負までをも語ったスペシャルインタビューを収録。このインタビューを軸に、「ひとり紅白歌合戦」のえりすぐりの映像とともに、その世界をたっぷりお届けする。https://www4.nhk.or.jp/P5620/


もう一つは、初期のビートルズのドキュメンタリー(3月28日)。ビートルズのアメリカ公演で、はじめて白人と黒人が同じ席で聴くことができたこと、ジョンレノンの発言が誤解され、アメリカでの公演が危険になりその後スタジオ録音に移行したこと、ロンドンのビルの屋上の演奏が久々の最後の演奏だったことなど、知らないことが満載で、深夜の2時半まで観てしまった。

<ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Eight Days A Week』が本日3月28日(木)深夜、午前0:45~午後2:35、NHK BSプレミアムで放送!ロン・ハワードによる、彼らの初期のキャリアを追った、高い期待を集めるバンド公認の長編ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ: Eight Days A Week – The Touring Years』が本日深夜、NHK BSプレミアムで放送。https://www.universal-music.co.jp