震災被災地の今

水沼文平さんより、津波が襲った仙台市若林区荒浜地区の現在の写真を送っていただいた。掲載させていただく。
東北の地震・津波のことを忘れず、日々生活を送りたいと思う。最近は、茨城と千葉北部の地震が小さいながら続いて起こっている。

<写真は仙台市若林区荒浜の風景です。
写真一枚目、密集していた漁師の集落跡です。松林の向うは子どもの頃遊んだ深沼海水浴場です。
二枚目、新しく作った防潮堤が果てしなく続いています。
三枚目、小さく見える白い建物がかつての荒浜小学校です。
この荒浜地区の人口は約2500名、津波で命を失った人は180名でほとんどが高齢者です。
幸い荒浜小学校の児童は屋上に避難、死亡者は出なかったようです。
一部土盛りなどをしていますが、瓦礫を撤去しただけで復興の兆しは全く見えません。
津波に耐え生き延びた傾いた松の木があわれを誘います。
こんな風景に接していると、福島の放射能問題も含め、「オリンピックどころじゃないな」という思いを強く感じます。>(水沼文平)

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