選択肢の数

選択肢が無数にある中から選ぶのと、選択肢が限られている中から選ぶのではどちらがいいのであろうか。
もちろん前者の選択肢の多い方から自分の好きなものを選ぶ方が、自由度が高くいいような気がするが、必ずしもそうではない。特に自分に選球眼がない場合、選べるものが無数にあるとどれにしたらいいのか途方にくれてしまう。

家で観る映画の選択に関しては、どうだろうか。家人や娘は、ネットフリックスで、無数の選択肢の中からみたい映画を観ている。私も薦められ、部屋にあるテレビでネットフリックやアマゾンのみたい放題の番組から選ぼうとするのだが、選択肢があまりに膨大で選べない。
昨日は、かなりの時間テレビの前にいたが、観た映画は、「NHKBSプレミアム」でやっていた「がんばれベアーズ」と「マラビータ」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BF)という映画。どちらも、映画としてとてもよく出来ていて、名作と言われるものに入るものであろう。NHKBSが選んでくれたので私はこれを観れた。選球眼のない人には、導き手が必要である。

ただ、これが教育となるとどうであろう。導き手(教科書や教師)によって、子どもが狭い範囲へ見方が閉じ込められたり、洗脳されては困る。そうかと言って、無数の選択肢を子どもの前に示しても、子どもは途方にくれるだけあろう。なかなか難しい。