老人の相手をしてくれるのは野生の鳥だけ?

野生の鳥は冬は餌がなく困っていることであろうーそんな勝手な想像をして、昨日もう午後4時に近い夕方なのに、検見川浜にパンやご飯粒を持って出かけた(車で12~3分)。 やはり夕方なので、昼間はたくさんいる鳩やカモメの姿は一匹も見えなかった。多くの鳥は夕方 ねぐらに帰るのであろう。飛んでいるのは少数のカラスと、群れで戯れているスズメと、海辺に浮かんでいる鴨だけであった。雀は少しパンの切れ端を警戒しながら突っつき咥えて飛び立つが、海辺の鴨は近づくと沖の方に逃げてしまう。

私のように鳥に餌をやる老人は時々いて、紙の袋から餌を出し、遠慮がちにあげている。老人の相手をしてくれるのは野生の鳥だけというのも、少しわびしい。その鳥も夕方にはねぐらに帰ってしまう。