筑波大学メンター会

明日(11月6日)、私も参加する会が常陽新聞(2015年1月3日)で紹介されている(以下、一部転載)

<筑波大卒業生や地域の社会人が、進路や就職に悩む中・高・大学生らと交流し、経験や知恵を伝えるイベント「大学生、大学、地域を活性化するには?」が6日午後6時から、つくば市吾妻のBiViつくばの同大サテライトオフィスで開催される。社会人との交流会や大学生や地域をテーマにしたシンポジウムがある。コーディネーターの黄順姫(ファン・スンヒ)教授は「大学の知を地域活性化に生かしたい」と期待を込める。
大学内の閉鎖的な環境だけでなく、グループ外にも開放し、社会的に影響を及ぼす活動として運用したいと考えた。注目したのが、アメリカの大学や企業で活用されているメンター(助言者・mentor)制度だ。知識や経験の豊かな先輩・上司(メンター)が後輩・新入社員(メンティ)の相談にのり、キャリア形成上の課題や悩みについてサポートする仕組みだ。アメリカでは1対1の関係で行うが、黄教授は日本の集団主義的な社会になじむようグループで行う形で導入。卒業生や教員、地域社会のリーダーや海外で活躍する人たちをメンターとして組織し、講演やシンポジウム、プレゼンテーションコンテストなど多彩な形で学生との交流を図り、大学の活性化や縦の繋がりをつくることを目指した。「日本の大学生は同年齢とばかり付き合いがち。卒業生や地域の人と接することで、視野が広がり、社会人になるための心構えを獲得できる」と黄教授。 卒業生メンターの講演では、学生から、ロールモデルとして自分を重ね、将来像を描けるようになったという声が聞かれた。またプレゼンコンテストの時には、社会人メンターから「そんな内容では顧客を説得できない」と学生に厳しい言葉が飛ぶこともあるが、「社会の第一線で働く人の言葉は説得力があり、教員が教える学問に実践力を加えるので、教育がより効果的だ」と黄教授。 さらに活動はメンターにとっても、メンター同士交流の幅が広がり、生きがいの創出につながっていると黄教授は分析する。 「これから地域が高齢化や人口減少などの課題に直面する中、メンター会で人の交流を起こして地域活性化につなげ、グローバルな視点を持つ成熟した多文化共存・共生社会をつくることに貢献したい」と黄教授は力を込める。
◆イベント開催は午後6時~8時、入場無料。
問い合わせは黄教授へ。whang.soonhee.kb@u.tsukuba.ac.jp。

15年メンター会、常陽新聞、2015年11月03日12面 (1)

追記(後日談)
 メンターの会には、筑波大学のOBがたくさん集まり、学生や院生に親切に進路や生き方の相談にのっていた。
 総勢で50名弱のあたたかい集まりであった.私も後半のシンポで、「大学生のライフスタイルの変化」という題で、20分ほど話をさせていただいた(熱心に聞いていただき感謝する)。ただ、私だけが筑波大学と関係がない人間で、黄順姫教授や他の人からもいろいろ気を遣っていただいたが、アウエイ感がぬぐえず、アウエイで過ごすことにさびしさが伴うことを、痛切に実感した。今度は、私のホームグランドで何かやるときに、アウエイの人に気を付けなければならないと思った。

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15年メンター会19回イベント後の記事、常陽新聞、2015年11月10日02面 (2)