桜散る

「桜散る」というフレーズは、昔の大学入試の発表を思い出し、あまりいい気分はしない。
 昔、インターネットもメールもそして電話もあまりなかった時代に、大学に掲示された合格発表を遠くで見に行けない人向けに、業者に依頼すると、合格発表の番号を見て、本人に合否を電報で知らせてくれる仕組みがあった。「サクラ、サク」ではなく、「サクラ、チル」という電報を受け取り、どれだけの人ががっかりしたことであろう。

でも、本物の桜が散るのは、風情があっていいものである。家から大学まで自転車で行く間に、散る桜を鑑賞した。(写真はクリックで拡大します)