時間の感じ方

この夏は、3泊4日の台湾旅行のお誘いを受けていた。本来であれが、今頃(17日より)、台湾の各地を回り、充実した日々を過ごしているはずであった。

それが諸般の事情(腰痛も含む)で直前になってキャンセルし、暑い自宅で、グダグダと毎日を過ごしている。海外に旅行すると、1日1日がとても充実して、ぎっしりとした思い出ができるのに、自宅にいると何も目新しいこともないまま、ダラダラと時間だけが早く過ぎていく。

物理的には同じ時間の長さなのに、どこにいるのか、どのように過ごすのかで、その時間の長さや充実度を違って感じるのはなぜであろう。

お誘いいただいた皆さんから、先ほど、「台北に着いた」とお電話をいただいた。お心遣いに感謝する。私の分も、台湾旅行を楽しんでほしい。そして無事のご旅行をお祈りす

現地から、Mさんが、ライブな報告を送って下さった。

1便(8月18日)

台北の龍山寺です。参拝の人でいっぱいです。台湾の人は信仰心、道徳心が厚そうです。タクシーに乗って間違って多めに払ったらお金を戻してくれました。それから野良の犬や猫を至るところで見ました。飼い犬も放し飼いのようです。今日は二日目、故宮博物館、原住民博物館を見学、夕方は淡水で夕陽を観賞します。

2便(8月19日)

芝山厳(しざんがん)という小高い山の木道を歩(きました)。日本が台湾統治を始めた頃、この芝山厳に日本語伝習所が開設されました。ところが日本の統治に抵抗する原住民によって6名の優秀な日本人教師が殺害されました。日本統治時代にこの先生方の遭難を悼み石碑で顕彰されましたが、日本の敗戦後新たに入ってきた蒋介石によってことごとく破壊されました。しかし李登輝による民主化以降、台湾学問の発祥地として見直され今は立派に復元されています。現地では、(参加の先生方より)台湾の教育に指導的な役割を果たした伊沢周二に関するすばらしいレクチャーを受けました。今日は台湾国立博物館、二二八記念館、台湾大学を訪問します。