映画 レ・ミゼラブルで、熱帯夜をやり過ごす

昨夜はあまりの熱帯夜に夜中に目が覚め(寝室のクーラ―が壊れている)、仕方がなく、クーラーの効くリビングで、家にあったDVD(映画『レ・ミゼラブル』)を見た。
http://www.lesmiserables-movie.jp/

ミュージカル『レ・ミゼラブル』の方は、20年ほど前に、旅先のバンクーバーの劇場で見て感動したので、そのミュージカルが元で作られた映画も是非見て見たいと思っていた。

昔見たミュージカルでは、ジャンバルジャンの養女の結婚式がとても印象的で、結婚する若いカップルの後ろには、新婦の今は亡き母親や新郎のフランス革命の友人たちの亡霊が立ち、二人の結婚の背後にはこれだけの人が存在する、ということが明確に示され、感動的なものだった。ところが、この映画では、そのような場面はなく、焦点はキリスト教的な神の愛に移っていて、少し興ざめであった。
また、結ばれる二人の愛よりは、新郎に片思いで、悲しみの中で革命の銃弾に倒れて死んでいく女性の思いの方が、はるかに心打たれるものがあった。

DVDを観ている間に、雨も降り、少し涼しくなり、浅い眠りにつくことができた。(ホラー映画の方が、ぞっとして、暑さを忘れ、よく眠れたのかもしれない。今度試そう)