放送大学 退任記念講演(小林雅之氏)

放送大学の各学習センターには客員制度があり、私も過去に東京文教学習センターの客員を5年間務めた。その後5年間客員教授を務めた小林雅之氏の退任記念講演が下記のように今週開催されるようだ。内容を転記しておく、詳しくは、放送大学のHPを。https://www.sc.ouj.ac.jp/center/bunkyo/news/2019/03/02104900.html

放送大学東京文教学習センター 退任記念講演会/講師:小林 雅之(客員教員)/■ 日時:平成31年3月16日(土)14:00~15:30(13:30受付開始) /題目:「大学進学機会と教育費」/■ 定員:80名(定員になり次第、締め切らせて頂きます)/■ 参加費用:無料/■ 会場:放送大学東京文京学習センター2階 講義室2/ 地図 http://www.sc.ouj.ac.jp/center/bunkyo/about/access.html

https://krs.bz/u-air/m?f=1333

■■ 講演の概要: ここでは、大学の進学機会とそれに大きな影響を与える教育費の問題を取り上げます。そのためには、まず「大学とは何か」について、考えるために、大学の過去と現在を大きく見ていきます。大学は中世ヨーロッパに創設され、次第に世界各地に広がっていきます。現在の大学の原型は19世紀のベルリン大学で、それはアメリカで発展して現在に至ります。それに対して近代の日本では大学はどのように発展してきたのか。そして、進学機会はどのように拡大してきたのか。それらをふまえ、教育機会と教育費の問題を取り上げます。現代の日本では大学進学の機会の格差が大きな社会問題となっています。なぜ教育機会には格差が生じるのでしょうか。ここでは教育機会の格差の要因を検討していきたいと思います。また、日本ばかりでなく、教育機会の問題は、アメリカ、イギリス、中国などでは以前から大きな問題であり、現在も活発な論争が続いている。こうした教育格差の要因のひとつが教育費負担のありかたです。こうした教育費負担観の差について比較することで、学生への経済的支援など日本の教育費負担のあり方について理解していただきたいと思います。