懐かしい「谷津バラ園」に行く

齢を取ってくると幼少年期を過ごした場所を懐かしく感じる。漫画、映画「(Always) 3丁目の夕日」などで描かれた昭和の時代の下町の情緒が懐かしがられることがよくある。4半世紀以上前になると思うが、万博開催前の上海に行った時、超近代の建物やタワーがある一方、通りには自動車だけでなくリアカーも行きい、上海駅の階段には地方から上京してきた人が夜は大勢寝ていて、戦後すぐの日本を思い出して懐かしく感じた。(万博後の上海は超近代の部分のみで、そのような昔に日本を懐かしむことは出来なくなっている)

先週、妹達と3年ぶりに会うために、JRの「幕張本郷」で京成線に乗り換えて「谷津」駅まで行った。京成線はめったに乗ることはないが、昔ながらのおっとりした線で、車内に流れる空気にも昭和を感じた。さらに「谷津駅」を降りて、谷津の干潟や谷津バラ園に続く商店街ものんびりした空気が流れ、私が幼少年期を過ごした東京郊外の中山(市川市の船橋寄り)の雰囲気を感じた(食事をした商店街の「厨‘kichen」の料理も美味しく、料理人・店長の人柄も親しみがあった。)。

昔よく行った「谷津バラ園」を妹達と40年ぶりかで訪れたが、思ったより広く、800種7500株の規模は八千代の「京成バラ園」にはかなわないが、昔のよさを保っていると感じた。バラの花はピークを過ぎていたが、それなりに綺麗で楽しめた。鉢に植えられたいろいろな種類のバラの木が1鉢3000円で販売されていて買いたかったが、うちでは育てられないと思い諦めた(入園料が八千代の「京成バラ園」は高齢者も一般と同じ1500円だったが、ここは65歳以上250円と高齢者に優しい価格。)