学生のグループ発表

昨日(5月1日)の授業は、学生のグループ発表だった。4年生3人が、よく準備した、い発表をしたくれた。聞き手も、先輩の発表とあって、熱心に聞く。

 「人が何かを学ぶ時は、その欲望や動機も含めて、先輩や先人の模倣をし、その人をモデルにして学んでいく。周囲の人は、子ども・若者の成長、発達のモデルになることが必要であろう。
夏目漱石の『こころ』の先生は、下宿のお嬢さんが結婚に値する女性かどうか、尊敬するKの判断を仰ぎ、その判断に基づいた行動をとった。Kの自殺により、先生はモデルを失い、その後生きる指針を失った(作田啓一、1981、『個人主義の運命』岩波新書)。モデル、模範がいかに重要かがわかる。」(武内清・岩田弘三編『子ども・若者の文化と教育』放送大学教育振興会、2011、p.218)

 敬愛大学こども学科の学生も、先輩から多くのことを学んでいく。