スポーツと人間性

スポーツと人間性には関係があるのであろうか。スポーツによって人間性が鍛えられる、高められるということがあるのであろうか。

「健全な精神は健全な身体に宿る」というの本当だろうか。学校や大学でスポーツばかりやっていても、大丈夫なのであろうか。学校での授業や家での勉強をおろそかにしても、スポーツで鍛えられたものがそれを補ってくれるのであろうか。やはり、学校・大学は勉強や読書で、人間性を高めるところと、教師は考えてしまう。ただ、スポーツの一流選手がその人間性も高く評価され尊敬され、引退後も社会的評価の高い地位(議員やキャスター)に就くのは、スポーツに人間形成機能があるからかもしれないとも思う。

またスポーツの種目によっても、そこで養われる人間性には差があるのであろう。特に個人スポーツと集団スポーツでは形成されるものが違うであろう。個人スポーツでは自分に打ち勝つことが求められ、集団スポーツは自分に打ち勝つだけでなくチームワークが求められる。人を見て、この人がやるスポーツは何、と言い当てることができるような気もする。野球人パーソナリティ(P)、サッカー人P.ゴルフ人P.テニス人P.卓球人P.柔道人P.剣道人P.水泳人P.スキー人P.など。

大人がよくやるゴルフとテニスと卓球の違いを考えることがよくある。 ゴルフは、あれだけ芝生のきれいな広いところでプレイしたらさぞかし健康にいいだろうなと思う一方、この広大な(人工的な)ゴルフ場をつくために、どれだけの自然が破壊されたのかと考えてしまう。その点、卓球はなんと狭いところでやる慎ましいスポーツなのかと気がする。卓球は室内の競技なので、自然のさわやかさを感じることができないのが欠点。テニスは程よい広さで、四季を感じながらプレイできる点はよい。でもかなり足腰を使うので年寄りには少しきつい。 卓球もテニスも人のいないところに球を打つことが多いが、それだと人の裏をかくということで、人が悪くなるところがある。