敬愛大学の先生方の学生観&教育観

今回の兵庫大学高等教育研究センターの講演の為に、敬愛大学のいろいろな年齢の5人の先生方にインタビューさせていただいた。
「学生の多様化と大学教育」というテーマを聞いた時、どのようなことが思い浮かぶかをうかがった。話は、自然と先生達の学生観と授業観の話となった。
その記録をここにそのまま記すことはできないが、全体の感想としては下記のようなことである。普段先生方と世間話をすること以上に、中身の濃い教育談義ができたように思う。

1 学生の多様性ということでは、学力の低さというよりは、国籍、生まれながらの特性(障がい、ジェンダー)、趣向、多様な能力という面に着目する教員が多い。
2 多様な人が集まっているところが大学であり、その多様性を生かす場が大学である。少数ながら、優秀な学生、センスのいい学生もいる。個々の学生への個別対応も心かけているし、学生同士が多様性を生かせるような工夫をしている。
3 学力の低い学生、学修意欲のない学生がいれば、その学生の興味などを聞き出し、根気よく指導する
4 英語など中高の基礎学力の欠けている学生には、中高と同じような教育も必要であるが、大学教員がやるのは限界があり、Eラーニングやスカイプなど外部の媒体を使い、それを単位に組み込むことも必要。
5 若い大学教員は、中高で教えた経験があるものも多く、また多様な学生が入学してくるというのは覚悟しているので。学生への対応も柔軟である。自分の研究は別という割り切りもしていて、明るい。

地区の夏祭り

今どの地区も夏祭りが盛んで、親や年寄りたちが頑張っていることであろう。私の住んでいる地区も、昨日今日夏祭りで、公園にやぐらが組まれ,多くの露店が出て、御神輿や山車が町内を練り歩く。子どもたちも、食べ物やおもちゃを買い、スイカやお菓子がもらえてうれしい日。
(私は冷えたスイカを2つも食べ、余ったスイカを卓球愛好会の人の為にもらい、元気が出た)

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兵庫大学での講演無事終わる

兵庫大学・高等教育研究センターで7月28日に開催された講演とシンポが無事終わった。
参加者は50名ほどとそれほど多くはなかったが、会の中身は充実していたように思う。シンポの先生方の報告もそれぞれよかったが、センター所長・司会の有本章先生もこれからの大学のあり方に熱弁を振るわれ、聞きごたえがあった。
私は「現代学生の超多様化現象 ―調査を手掛かりにしてー」という題で、パワーポン(添付参照)と配布資料を使って1時間ほど話した。半分くらいは昔話した内容だが、半分は新しいデータや資料を提供し、言いたいことは言えたと思う。
加古川のホテルに1泊したが、このあたりは播州ということで、関西といえども大阪や神戸とも違い、人口減少はすすんでいるようだ。西明石から乗った新幹線が1時間に1本という少なさであった。しかし、、のんびりした雰囲気で親しみを感じた。

このところ私は千葉に籠っていた日々だったが、このような遠くまで旅行ができて、呼んでいただいた有本章先生に心より感謝する。


HU高等教育研究センター 公開講演会報告レジメ(武内)

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学校社会学研究会 第35回のお知らせ

日時 2017年 8.24(木)〜8.25(金)
会場:学習院大学 目白キャンパス(南2号館401室)
JR山手線「目白」徒歩30秒 http://www.univ.gakushuin.ac.jp/access.html
参加費 500円

スケジュール
8月24日(木)
 12:30〜   受付
13:00〜13:05 開会式
13:05〜13:45 野崎与志子  「ジェンダーと高等教育」
13:50〜14:35 刘荟 (中央大院生)「中国における公立学校間の格差問題:江酉省の重点高校と非重点高校の比較調査から」
14:40〜15:25 加藤幸次「カリキュラム・マネジメントで期待されている学校と地域の連携・協力のあり方について」
15:40〜16:25 児玉英明「『はいすくーる落書』を読む:教育困難校の教育学」
16:30〜17:15 小暮修三「国立大学教員のかかえる今日的問題」
17:20〜18:05 鷲北貴史「おばか世界のクランとトライブもしくは、大教室でのアクティブ実践」
18時30~ 懇親会(揚子江:目白)会費4000円
8月25日(金) 
8:30〜     受付
8:50〜9:35 井口博充「留学生に教える日本社会の多様性:実践レポート」
9:40〜10:25 阿部智美(中央大院生)「都内私立高校生が語る『学校化社会』での葛藤:不本意入学者の語る『仕方ない』に着目して」
10:30〜11:15 白石義郎「音楽部活の物語構造」
11:20〜12:05 坪井龍太「18歳選挙権と主権者教育:特別支援学校の投票教育は主権者教育になりうるか」
12:10〜12:55 山本雄二「校内暴力と中和の技法」
総会 13:00〜13:15

問い合わせ先  井口博充 hi2@buffalo.edu

プールのある家

私は戦後の貧しい時代そして貧しい家に育ち、雨露のしのげる家と空腹が満たされる食事があればそれで十分と感じてきた。育った家では大雨が降ると雨漏りがして金盥でそれを受けていたし、食事は貧しく、肉やハムは高級品でめったに食べられなかったし、家族で外食をしたこともなかった。(戦後の多くの家庭は同じようなものであったかもしれない。近所の同世代の人と話したら、戦後直ぐは、貧しく白米を食べたことがないと言っていた。)
 「3っ子の魂百まで」ではないが、その為、「プールのある家に住みたい」とか「高級レストランで食事をしたい」などと思ったことは一度もない。
 でも今は、お金をかけなくとも美味しいものは食べたいと思うし、3000円でプールが買えるのであれば、それも悪くないと思う。子どもたち(孫たち)が、この暑い夏、毎日涼んで,楽しむことができるのあればいい(水は節約し、使い終わった水は、庭の植木に撒き無駄にはしない)

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